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【読書】谷口ジローコレクション 孤独のグルメ2 散歩もの
大人になる途中で落としていった記憶の森に迷い込んだようだ
散歩もの 第3話 p.181
このセリフは、主人公が散歩の途中で見つけた古書店に入り、思い出の本を見つけたときに出たセリフである。
このセリフにはかなり好きだ。私もよく、古書店、古本屋に行くが昔読んだ懐かしい本を見つけるとつい手に取ってしまう。この時の気持ちが、まさにこのセリフに表れている。
孤独のグルメ2
この作品を読むと無性に飯を食いたくなる。
主人公の清々しいほどの食いっぷり。もう~たまらない!
読んでいるこちらまで腹が減る。
以前、友達と食事に行ったのだがワイワイガヤガヤの空気は少し苦手だと改めて感じた。この作品の主人公のように、一人で黙々と食事するのが最高にいい!普段入ったことのない店に入り、そこで格別うまい料理に出会った瞬間は最高だ!
散歩もの
普段皆さんは散歩をしていますか?
私は大学まで30分ほど歩いて通っています。たまに歩く道を変え歩くことにより、様々な景色が見られます。朝と夜とでの風景の変化、人の流れの変化、ひんやりとした空気、お祭りなど、たくさんの変化を見せてくれます。
この作品の主人公は、散歩中に出会う風景、懐かしい人にいろいろな思いを巡らせながら歩いていきます。
私も散歩が好きなので、主人公に共感できました。谷口ジローの作品の中でもかなり好きな作品になりました。同じ作者の『歩く人』もぜひ読んでみたいと思いました。
収録作品
孤独のグルメ2 全13話
散歩もの 全8話
書籍情報
谷口ジローコレクション 孤独のグルメ2 散歩もの
久住昌之 谷口ジロー
2022年6月30日 初版第1刷発行
扶桑社
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