見出し画像

アラフォーがバイクの教習に行った話 その6

前の記事

教習5日目(6時間目)

後の話になりますが、大型二輪の卒業検定にて教官が

「卒検とは一本橋である」

とまで言い切ったほど失敗率NO.1課題の一本橋。

「乗った後はハンドル小刻みに動かしたりニーグリップでバランスとってくださいねー。7秒未満は減点になりますよー」
という教官からのアドバイスを胸に挑戦しました。

橋に乗れない。

あ、あれ・・ちょっと油断しちゃったかなーと再挑戦。

橋に乗れない。

おいおい、バランス云々の前にまず橋に乗れないんだが・・
やべえよやべえよ・・と顔面蒼白になっている私に、教官からの更なるアドバイスが。

「速度遅いと乗るの難しいんで、乗る時は勢いよくいってみましょう」

7秒という制限時間はとりあえず頭から外しておいて、とりあえず勢いよく乗ることを意識しました。
とりあえず乗れました。しかし、タイムは4秒
要するにこの4秒を色々やって水増ししていく必要があるんだな、と理解しました。

・クラッチ操作
発進した後に教官から「クラッチ切って!」と言われました。
要は推進力を失わせる目的なのですが、私は大型二輪の第二段階まで
「橋に乗ってからクラッチ切る」
と認識していたのでなかなかタイムが伸びませんでした。
大型二輪の卒業目前で、橋の手前ぐらいでクラッチ切るとタイムめっちゃ伸びるじゃんと気づきました。遅すぎる。

また、後述するリアブレーキで速度を落としてバランスが崩れそうになったときは、
半クラッチを繋いで推進力を復活させます。断続クラッチとも言われるテクニックですが、

「あらかじめ遊びいっぱいまでアクセルを回しておく」

という教官からのアドバイスは非常に役立ちました。

・リアブレーキ
リアブレーキを引きずる感覚」と予習で見ていた動画内で説明されていて、
この表現は非常に的を射ているなと思いました。
ちなみに前ブレーキを使うと本当に面白いようにバランス崩します。
うまくやればめちゃくちゃタイム伸ばせますが、卒検では絶対やらない方がいいです。
後述の点数システムもあり、リスクとリターンが全く見合っていません。

結局この時間内では7秒通過は達成できず、最長でも6.3秒程度でした。
しかし、これは他の課題にも言えることなのですが

タイムが足りないのは減点止まり、接触や脱輪は一発アウト

なんです。
卒業検定は100点持ちからの減点方式で、終了後に70点残っていれば合格になるシステムです。
仮に一本橋で4秒台だったとしても15点しか減点されません。
従って、苦手な課題はさっさと走破してしまった方が合格の可能性が高かったりします。
練習で色々テクニックを使って粘るのは有意義だと思いますが、
本番でタイムのために粘って脱輪するのは本当に損です。

ただ、上記については終わった後だから言えることなので、
その時はこの先大丈夫だろうか・・としっかりへこんでいました。

次の時間がAT教習なので良い気分転換になるかな、と気楽に考えていましたが、
このAT教習がまた曲者でした・・

いいなと思ったら応援しよう!