見出し画像

But my best is what comes next

単純なんだよ

わたしが好きな人が
心を紡いで歌詞として
耳に入ってくるとき
感情に気付かないくらいに
もう心と脳内にやきつく    

そして糧となる
そして何かの決断をさとる
  
きのうは
ばあちゃんの誕生日  
更に彩りがあった日

ばあちゃんが泣くんだ
わたしの父は息子
大好きな息子で 
なぜ先に逝ったのか
なぜ気付けなかったのか
なぜ自分ではなく息子が先か

答えなどない  

ただ誇らしく思うよ 
濃縮した、最高の瞬間を  
共にしてきたと思える
きっと知らない瞬間もあった

祖母は乳飲み子のわたしを
三交代勤務だから  
兄も含めて父は実家に頼った

祖母はいう  
頭のてっぺんから   
足先まで
全てわたしも兄も
身なりからマナーから
 
なにより愛してくれた

兄にまかれてしまい
方向音痴なわたしが
泣く泣くたどり着く
一年生で家路に兄についてけで
覚えてない能天気な妹

やっと扉をふれると 
豪邸なわけもないから
ばあちゃんは玄関まで
おかえりと迎えてくれた  

内ばきで帰ったことも多々 

いま思い返せば
多分わたしは何も考えてない 
能天気さで周りを笑わせていた

いま思いかえせば 
周りはわたしに
寂しさを感じさせないように
たくさんの偽りを作って
感じないように守ってくれていた

そんな日がきのうのようだ
わたしがこんなに
ちゃんと育ってくれて
あの頃はね‥と話せる歳に
わたしもなったんだな
  
ばあちゃんのあの頃の思いを
ばあちゃん自身からきけて
幸せだったしありがとうしかない

大事な息子が残したわたしが
泣き笑いしながら
昔を語れるくらいの
人並みのなにかを得たなら
わたし的には上出来

ばあちゃんには
小さな頃から 
「ごん。は大器晩成型」と 
いわれ続けてきた

いつの頃からか
社会にでて
いろいろあっても
大器晩成型だしなと
心のなかにまだみぬ
道が必ずあると信じていた

そして
わたしは
兄が優秀なゆえの
なぐさめとも薄々きづいたり

だけど  
大器晩成型といわれると
いまの何やかんやも
明日の悲しみも
花開くんだろうと
いい心の迂回路になっている
 
きのう
万が一ごんちゃんは
もう花開いたなんていわれたら‥と
ドキドキしていたけれど
帰り際に
「大器晩成だからね」といわれ
すんごくホッとした

ばあちゃんからは
一生いわれたくない 
花開いたねとは
ずっと大器晩成のまんまで
いつか花開くと思っていたい

兄にちらりとはなしたら
花は開かなくても
花に囲まれるときがきたら
たくさんまいてやっから  

やだ、兄たまには素敵やないか

夜中ふと目を覚ました 
「あれ?素敵じゃなくて、あやつのまたツンデレ皮肉でまた気付かないで浮かれた、ありがとうまでいった!」ときづいた

生き延びてやんぞ
今朝花はフリージアがいいと
LINEしたら
「あほ」とだけかえってきた

必殺全て動きまわるスタンプ
12連打送信をして
LINE上の兄妹喧嘩も終わった

こんなことをしていられるのも
ばあちゃん、じいちゃんありき

父とじいちゃんは
呆れ顔などせず
めちゃくちゃ
せっついてそうだけど
焦らずもう少しみてて

きのうより今日がマシだったより
きのう、今日の自分も許して
好きになってあげたい

風穴あけるような動きは
なかなかできないけど
無用なものはコツコツして
一気に飛び蹴りで壊すタイプ

その日までは忍耐つよい

壁を飛び越えたり
体当たりでは身がもたない  

ときに、暴れ馬ごん。

こればかりは仕方ない
ばあちゃんから父 
両方の生きざまを
まんま受け取っている

兄は反面教師にした結果
弱い社交性と冗談がわかりにくく
冗談を自身で説明する
のろいがかかっている

自身で冗談をまた語れる精神も 
すごいけれども
わかりにくすぎて
単純な妹には
翌日、翌々日、年単位でわかる

なんたかんだで
わたしの日常には
まだみぬ瞬間を一緒に
みていきたいひとたちがいる

その人たちが
影にかくれてしまわぬように
今度はわたしが
精一杯照らしてあげたい

どんな嫌なことがあっても
自分が好きな日にして 
毎日好日でいきたいなと 
改めてゆるゆると考えた

But my best is what comes next
(でも、僕のベストは次に来るものなんだ。)BTS


※読んでくれたかたありがとうございます。ようやく♥️おしたら、いろんなコメント設定できました。
なにがでますでしょうか(笑)








いいなと思ったら応援しよう!