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今日のはーちゃん

基本的にはーちゃんの保育園送迎の担当は夫なのだけれど、最近私は仕事を休んでいて、朝早く起きられず、夫も一緒に遅起きになって出勤に間に合わず、結果的に私がはーちゃんの保育園への送迎をやらざるを得ないことが多い。

今朝ははーちゃんの寝起きの機嫌が悪く、そんでもって私がダラダラと家に居るので「保育園に行きたくない、家でママと遊びたい」ときた。

見た感じ、聞いた感じ、昨日までの経過を照らし合わせても、保育園を休ませる必要性は特に感じられない。
その場の気分で、なんとなくサボりたいだけだ。

別にその気分に乗ったって良くはあるんだけれど、と一瞬考えたが、今の私でははーちゃんを長時間受け止めきれず、途中でイライラして持て余すことが目に見えている。
何より昼食を準備するのがめんどくさい。

ということで保育園には行ってほしいので、説得を試みたが、なかなか上手くいかず。

行こうよ〜行ってほしいな〜
嫌だ!嫌だ!

このまま私があんまり押しすぎるとはーちゃんが泣き叫んで癇癪モードになり、こっちも泣き怒りドカーンが目に見えているので、今日はもう押すのをやめた。

そうかそうか、嫌か〜
あ、玄関に何かあるわ、見に行こ〜

などと誘導して、流れではーちゃんは一人でにシャボン玉を玄関先でやり始めた。

その間にも、あまり圧を出さないように気をつけながら、
・ママは今日お出掛けするから遊べない
・はーちゃんが保育園に行かないなら、家で一人でずっとお留守番になってしまう、ご飯もない

という、実際には選択の余地の無い事情を繰り返し話し、その度にはーちゃんは
・ママのお出掛けを今日じゃなくて明日にしてほしい
・今日は家で二人で遊ばせてほしい

ということを、泣きそうになったりお願いモードになったりしながら あの手この手でやってきた。

それに対して真正面から
「なんでこいつは言うことを聞かんのじゃー!!」
と応対するのはやめて、

そうかそうか、でもね〜

という態度でずっと交わし続け、その間にもシャボン玉には楽しく対応した。

いよいよ登園リミットの時間が迫り、多少焦りが出つつ、

「はーちゃん、あとちょっとで保育園に行ける時間が終わっちゃうから、もうすぐどうするか決めて教えて。」

と伝えて、その後もはーちゃんは嫌だ嫌だと返事してきたんだけど、

ふとしたタイミングで
「このあとほいくえんいくからね。」

と自分から言ってきた。

「なんでさっきまで嫌がってた癖に!はよ決めとけや」
とは言わず、

そうかありがとう、と伝えて、スムーズに行けるようにそのまま気分を流し、はーちゃんが「これせんせいにみせるの。これもっていく」などと準備をし出したのも止めずに受けながら、

なんとか登園に成功。

時間は掛かったけど、達成感があった。

自己主張が強くてマイペースなはーちゃん。

私の「言うことを聞かせよう」のやり方だと、彼女の自己主張をほとんど聞かないまま正面から否定してへし折り、本人のペースを待たずに引きずり出す。

まーそれじゃ乗ってはこないわなぁ。

と素直に思った。

いつもいつもこの時間と心の余裕をかけていられないけど、これはこれで貴重な経験をしてるなと感じた。

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