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後悔について

ここ数日、ずっと頭をもたげていることがある。
ふとした拍子にそのことを考えてしまって、心臓がギュッと掴まれたように痛い。重く苦しく、呼吸がしんどくなって辛い。ため息と深呼吸でそれを逃がす。

内容といえば住宅の購入について。
私は昨年末に築古住宅を購入したのだけれど、その前にも何軒か近所で中古住宅を内見してきていた。

我が子を妊娠後期の時に見たその家は、公園に臨した三階建ての中古住宅。
公園は見晴らしが良くて、春には桜が綺麗に咲く。
金額も求めていたくらい(正確には必要経費や予算をよく分かってなかったけど)で手が届く。

けど三階建てで一階には車庫と玄関と風呂だけ。
いわゆる狭小住宅。

これが私の中でネックで、小さい子どもを抱えて上り下りがしんどいのでは、危ないのでは。
田舎出身で狭小というのに触れた事がなかったので、なんか狭いなぁという感想もあったかもしれない。「もっと他にもあるかも」という謎の不安もあった。

住宅の購入という未知のことにも尻込みしていた。これがたぶん大きかったかもしれない。
まだ早い、まだ怖い。得体の知れない不安に包まれていた。

もともと、最初にやる一歩が怖い。
目の前のデメリットや不安ばかり見てしまう。

それに加えて妊娠中の大きなお腹を抱えていたこともあり、不安がピークだった。それ以上考える余裕が無かった。不安ばっかり目に入ってた。

それが今、昨年そろそろやっぱり家が欲しいと探していた時にタイミングよく現住居に巡り合い、購入の段取りを進めて引っ越しも終わりひと段落経って、「今この状態なら過去のあの選択が出来たなぁ」と思った。

一つの選択肢を選んだからこそ見えてきたもの。
もう取り返せない岐路。
当時のあの状態では選べなかったし、選んでも何かしら後悔していたんだと思う。
今だから思えること。

結論としては、今ここからやっていくしかない。
後悔も自分の糧にして、進んでいくしかない。

・後悔でウジウジすること=私の表現力や他者への共感性を高める効果あるかも。

・今後の選択肢の時に、必要以上に不安に苛まれないように心がけること。不安と寄り添い、見て見ぬふりをしなくていいよと自分に語りかける。

・今この状況で得られているものに感謝して生かすこと=もし今の状況の選択肢の時に選択しなかった世界線もあったはず。そうすると今の状況でも羨ましいと思ってるはずだ。それに恥じないように大切にしよう。

自分で選んだことは自分で受け止めよう。

そしてもう一つ思い出したことは、私には力強い家族の存在があることだ。

夫もその血を継いでる娘も、私が思っている以上にタフ。
私が自分の迷う時に彼らに頼り、何かあった時に彼らのせいにしても、彼らは平気だろう。
私は甘え下手ですぐ抱え込む。そんなところに巡り合ってくれた彼らにもう少し頼ろう。今後はそうしよう。

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