電気代高騰
なにかと話題になっている、電気代高騰。
今や世界の情勢から、物価高、金利上昇、増税などなど、家計の出費は嵩むばかりだが、収入が上がっているという話はまだ大手のほんの数%といったところらしい。
本来なら景気が上がり、物価も金利も上がる構造であるはずだが、肝心の景気は上がらない、なけなしの策による物価高が現状である。
電気代も例外ではない。
この電気代(ガス代や灯油代も同じく)が関係しているのは、もちろん「住まい」であるが、
この住まいの電気消費量に大きく起因している部分というと、
各家庭の電気の使い方
家の性能
これに尽きるだろう。
専門家の見解では、今年の2月から国の政策として、電気代の1〜2割を負担するらしく、
さらに今年暮れぐらいには、世界的にも落ち着いてくるといったことらしい。
去年の同月より1.5倍〜2倍くらいまで電気代が上がっていてびっくりした家庭が日本中溢れていることだろう。
今後、電気代が去年の同月ほどの金額に落ち着くまでにはまだしばらくの時間を有するだろうことから、
私たちは電気の使い方、そして住まいの性能に目を向けざるを得ない状況になっている。
私たち建設会社は、これからさらに、「家の性能の上昇」に力を注がなければならなくなりそうだ。
これから家を建てようとしている人は、
電気代に大きく関わる、「断熱、気密性能」をしっかりと勉強する必要がマストである。
さらに初期投資の余力がある人は、太陽光、蓄電池への理解もしっかりと抑えておいて欲しい。
相対的に電気代が安ければ、性能が良い家とそうでない家の電気代の開きも少ないが、電気代が高騰した暁には、その差は大きく開いていく事になる。
初期費用と長期的費用(ランニングコストともいう)
このふたつの比較はかならず同じテーブルに乗せて考えなければ、揺れ動く世界情勢や気候変動にいざ晒された時、家計は耐えられなくなる。
マイホームを取得する際には、
一歩立ち止まって知識を身につけることを覚えておいてほしい。
家づくりは、人生で最も高い買い物になる家庭が多いという事実の裏で、
家に対しての知識は反比例して少ないのも現状である。
自分の頭で判断できる知識材料を、
ぜひ身につけて家づくりに臨んで欲しい。