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子供の成長

今までの移動手段がハイハイしかなかった息子が

ついに歩くことがメインの移動手段になった。

子供の成長は遅いようで早く
微妙な変化のようで大きな進化を遂げている
見える景色も変わり
自分の手が届く範囲が広がっていく
世界の領域が、いつのまにか拡大している

大人の自分はどうだろうか
進化を遂げているだろうか
世界はその領域を拡大しているだろうか

子供は無意識で無知識であるが故
大人の常識を簡単に無視しながら
ものを壊し、
わがままを発揮し、
自分の存在意義をアピールしている
そしてそれは、成長という時間の経過に沿って
規模が大きくなっていく

成長の姿を見るたびに
3kgにも満たない小さな体だった過去と比較して
その成長に感動を覚えると同時に
後始末の時間が増えていく

ーーー

子供の成長を横目にこんなことを考える

大人と子供という定義など存在しないのではないだろうか

と。

歳を重ねて知識と常識が増え、
できることとできないことが増えていく。
周りに対する理性のようなプライドのようなものが
調和を大事にしようと働きかけてくる

子供は調和など考えてはいない
だからこそ、周りに迷惑をかけながら
その成長の歩みを止めないのである

大人も子供もない

私たち歳を重ねた人間も
子供のように好奇心に沿って行動することはできるのだろうか
ただの生きた時間の集積でしかないものが、大人と子供の領域をなんとなく分けている
しかし、大人になると声高に自分の好奇心を大きな泣き声と共に叫ぶことも少なくなり、
代わりに従順に生きることを常識と思い込むようになっている

好奇心に沿って
思いきり行動して
成長が後を追うようについてくる

気付いた時には、ハイハイしか出来なかった視界が歩く視界に変わっていたように

自らが選択しているこの仕事で
自分の好奇心に沿って思い切り行動し
いずれは多くの人たちを喜ばせてあげられる人間力を
身につけていきたいものである。

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