脳出血で倒れて

遡る事20年前

「私はとあるカラオケ店」の店長になった頃の話です。
大変だった事はさて置きあるきっかけで20歳くらい離れた方と
飲み友達になりました。
その切っ掛けはカラオケの個室から退室時間になっても出てこないお客様が
その人でした。(インターホンにも出ない…)
ようするに一人カラオケに来られたお客様です。



「TKさん」との出会い


部屋へ行って覗いてみたら、酔って部屋で寝ているお客様がいました。
「コンコン」とノックしても起きない部屋へ入り起しましたがまた眠ってしまうようなお客様でした。声を掛け何度か話をしているうち室から退室しないといけない事は理解して頂けたみたいでした。
(当店はカラオケボックスです・・)
なんだか飲み足りないみたいでお前が一緒に飲みに付き合うなら帰ると言う話に…「ふむぅ~ふぅ~分かりました」と飲みに行くことにしました。
カラオケ店の営業は朝5時までだが自分の就業時間は過ぎていたので
後はアルバイトリーダーに任せ一緒に店を出た。
その後飲み友達へと変わっていくのですが…
その方は「TKさん」と言います。
「TKさん」は酔われていたのですが次から次へとはしご酒なじみの店から外国の方がいる店へ入ったりして楽しく時間が過ぎていった。所どころで素になったりならなかったり
すごく言葉の口調は強いのだが柔らかい感じのする人て言うのが第一印象
そう(人間味)のある人
結局その日は朝までコースとなった。
酔ってカラオケ店へ入店したのだろうなんて思いその日は別れた。
何日経った頃来店された。
なんとなく覚えられてたみたいだ
気に入って頂いたのかな??(なんで?)
と思いながら入室して頂きました。
暫くたった頃「店長を呼んで来い!」と言われたらしく
私は恐る恐る部屋へいった。
部屋へ入ると私は先日のご馳走していただいたお礼や来店の感謝を言った
この日は酔われてなく少し明るく感じがした
アルバイトがどうのこうのと説教もされたが、楽しそうにされていた。
で今日も付き合えという話にまだ就業時間があったので断った。
そしたら待つと言われ私も嫌いではないので行くことに…2時くらい
待って頂き一緒に出掛けた。そんな感じの日が何日かあって
月に二日から三日くらいのペースで飲みに行くようになったのだが
突然!顔を出されなくなった。
二ヶ月くらい経った頃再び来店された。「いらっしゃいませ」…
(話を聞くまでは他の店で遊んでいるのだろうと思っていました。)  
また週に1度は来店されるようになった。(ありがとうございます。)
で、話と言うのは「脳梗塞で入院していた」と聞いてビックリ!しました。
なぜ「TKさん」の話をしたのかと言うと僕の脳出血につながるからです。
TKさんの話の中で「脳梗塞」の話をされた時に倒れる前の症状を教えてくれましたのです。
まず「手が言うこと効かなくなる事」「口か歪み呂律が回らなくなる事」を聞いたのです。
(「TKさん」は何人その場にいたらしく早く病院へいけたみたいです。)
だから自分がそうなった時に早く気づけたのです。
教えてくれて「ありがとう」ここから僕の倒れた話へ

倒れる前日

前日は会議だったと記憶しています。
その頃は私も転勤があり別の店舗で店長をしていました。
毎回会議は10:00頃から始まる。
本社からも来られるような会議だ(全国チェーン店だよ)
昼休憩を挟んでからなんだか気持ちが落ち着かない感じでトイレ(小)へ
何回もはじめは30分段々短く15分、10分と感覚が短くなってきた。
自分でもおかしいとは思っていた。後々知ったのだが「脳圧が変わると近くなるらしい」(人それぞ出血の場所で違うらしい)
会議が終わるころには落ち着いていた。その時気が付けばよかったのだが…
(人生は肝心な所で何かに邪魔される)
会議が終わりバスで移動して店舗へ戻りアルバイトリーダーへ報告後家路へ
今日を労うため飲料食料を調達して帰りました。

当日(倒れた日)

この日はアルバイトスタッフとの初めての「会議」と言う名の交流会だ勿論会議を終わった後にだった思います。 (たぶん)実際はしていないので…(倒れたから)
で、朝9時にシャワーを浴び体を拭き着替えながら煙草に手を伸ばした
煙草に触れた手が煙草を認識せず触っているのに、指で持てない
おかしい右手もう一度やってみたがやはり持てなかった感覚がやはり変だ
ここで気が付けばよかったが、無理やりにでも煙草がすいたかったので気が回らなかったのだやっとの思いで火をつけ吸ったが煙の感覚がないやはり変
その時くらいか気がついた。もしかしたら「脳梗塞」頭をよぎった。まさか
一人暮らしなので誰もいない。確認手段がないどうしよう???
まず声、出せるか「あああぁ~」まだ大丈夫みたいだ「考えろ!考えろ!」
それからそれからなんて思いながら「店舗だ!」僕がカギを開けなければ
「電話!電話!」声が出る内に「誰に」夜のスタッフ昨日は誰!!!
アルバイトスタッフに連絡店舗は5時まで今9:00今眠ったくたいだろう連絡が取れない別の欠勤の連絡別店舗の店長へ流石店長出てくれた。なんだ体がおかしいと話一通り話電話を切り救急車!救急車!!)
(もっと早く電話しろよ!自分のバカ)救急車がくるまでズボンとかシャツとかどうにか半端着で身体が思うように動かせない!くそっ!そんな感じでジタバタアルバイトから電話が掛かってきたか来ないかはあまり覚えていない救急車が来たことは覚えているオートロックなので開けないといけないと立とうとしたがもう立てない這って玄関まで行った事までは覚えている
「もう大丈夫ですか?大丈夫ですか?」遠くで聞こえた。その後の事は目が覚めるまで全くない(一度頭刈ますよって微かに聞こえた。)

目覚めてビックリ

目が覚めるとそこには別れた(離婚した)元奥様がそこにいた。
嘘みたいな本当の話なぜなぜ??「ちょっと待て…」
気を失っていた後の事は全くわからないのでどうしたの??尋ねてみた
すると電話が病院から連絡があったらしく「脳出血」でその手術をするには同意がいるらしく電話をあちこちにしたらしい家族から遠い親戚までしかも別れた奥さん以外誰も電話に出なかったみたいで仕方なく「私でよければと同意してくれたらしく」内の家族は「知らない番号には絶対出ない」と言う暗黙のルールがあったのだ。後から知った「同じ番号から何回もあるときは取って欲しかった」なぜかと言うと僕は朝倒れ元奥さんに連絡があったのが夕方15:00頃何時間放置されていたのかと思うだけで「ゾッ」とします。
高校卒業の息子が側にいてくれました。居てくれた。「ありがとう」
この話は僕目線で書いたので、後は担当執刀医の話とまた聞き聞の話とか
リハビリの話を少々たい思います。「是非お付き合い下さい。」

執刀医の話(翌日)

目が覚めた時には自分の体の異変になんとなく気が付いていた事があった。
それは左手足が動かない事だ、はじめは「手術してすぐだから左手足だけ動かないのかなぁ」なんて軽く考えていた。「脳出血・梗塞も同じで右脳の損傷で左麻痺に左脳の損傷で右麻痺となります。」
部位や血腫の大きさによって軽かったり重度になったりします。

なぜか身体は麻痺で動かないのに空元気だけはあった。
その日が忙しかった。採血・検温は入院していれば当たり前「リハビリ」も始まった。どうやって移動したかは覚えていない。多分看護師さんと叔父(兄)に手伝って貰ったとしか考えられないけど・・・「ありがとう」
先生の話しを簡単に「幼児奇形血管からの出血が原因だったみたいだ」
(血管奇形とはどこにも繋がっていない行き止まりになっている血管で幼いころから発達していない血管らしい)その血管が破裂、1ミリ程の大きさで糸が藻つれている(結んだような…)感じだと説明された。
更にその血管がまだ幾つかあるような口ぶりだった。
(近くに2ヶ所も
・・・)
「え・えぇ~」(この話はまた思い出したら…)
しかも血管が小さ過ぎてたので何処の部位からの出血かが分からず処置が遅れたらしい「ビックリ!」(同意も取れなかったし)大きさはゴルフボールくらいの血腫があったみたいだそれも2回に分けて出血!一度出血が止まっているように話されていました。(ちょっと曖昧なとこがある)
(会議後無事に家へ戻れたのはそのお陰だろうと思った。)
で、朝風呂からでた後に出血したみたいです。
一日がバタバタと過ぎていった事は微かに記憶に残っている。
基本血圧も高くないしこれと言って普通だった。
(心あたりはタバコ・過度な労働・水分不足くらいしか思いつかない。)
あっ「また入院中に血管が切れたらいけないと思ったのでその日の内にタバコはやめた。」意思が強いんだか臆病なのかわらんけど…知らんけど
夕方には元嫁・息子・母は家へ戻った兄だけは社宅に寝泊まりして面倒を見てまくれた。「本当ありがとうございました。」
また何か思い出したら「初めてのリハビリ」で何をしたか・どんな思いだったかなど
















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