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≪つみき≫詩

積み木

こどもの頃は積み木でよく遊んだ
よだれを垂らしながら
ひとつずつ ひとつずつ
積んであそんだ
銜えてはひとつ
舐めてはひとつ
積み方を覚えていく
初めは一段やがて二段
四角二つに三角一つで家を
やがてお城にたどり着
親に教えてもらった
最初の人生の組み立て方だったのかも知れない



私たち大人は出来上がりにきをとられ
準備や基礎を忘れがちですよね。慣れ何でしょうね

わたしは病気をして多くの大切な事を思い出しました。
一歩一歩が大切なこと事・人の痛み・感謝
「自分勝手だったな~」なんて

リハビリの最初は四つん這いからだった
まずバランス訓練
本当に一歩一歩だった
立って歩くリハビリまで二週間ほどかかった。
誰かついて平行棒を行ったり来たり
積み木の三角を乗せるのに
「どのくらいかかるのだろう…」
なんて考えていた。
病室に戻り夕食を食べる頃には
「退院するころまでにはきっと歩いて家へ帰るぞ!」なんて
甘々な夢をみていた様な気がします。






詩を人に見せるのは初めてかもしてません恥ずかしい
                                                                      NUEhiro



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