自分との腐れ縁
この間テストが終わった。
テスト期間中に何度も思ったことは「テスト終わってもちゃんとしよう」だ。「これからは生活習慣を整えて、娯楽の時間を減らし、勉強に勤しもう」と毎度毎度テスト終わるたびに思っていることを、今回も思ったのだ。そして迎えたテスト後。
平日は、帰宅後は風呂や夕飯終えたらすぐ就寝。三連休は、三日三晩スマホや漫画でだらけてばっか。
やっぱり。全く目標が達成できていない。
一応信じたのに見事に裏切られた。自分に。
自分という存在は本当に厄介だ。信じると決めてその結果裏切られたとしても、だからと言って見捨てるわけにはいかない。だって自分の未来が腐っていくだけなのだから。
自分を見捨てる物理的な手段として自殺というものもあるが、今の所は絶対嫌だ。まず痛いのがとんでもなく嫌だし、自分が嫌とはいえ、生きたくないわけじゃない。この世には行きたい場所も観たい作品もありすぎる。だから、何度裏切られても、私は彼女を信じるしかない。ああ、なんて健気…
自分なんて弱すぎる存在のはずなのに、その、敵である自分を倒す味方の自分が弱いせいで、なかなか敵わないのだった。
「自分の敵は自分で、味方も自分だから力が釣り合っていて倒せない。」
何かしらの哲学書に書いてありそうな思想である。…知らんけど。
こうして、エッセイもどきの文章を書いていると段々自分に酔っていく。さっきまで嫌がっていたはずの自分が、不思議と高尚に思えてくる。結局、我儘で馬鹿な自分も、それに付き合ってくれる自分も好きで、だからこんなに自分に甘いのだと思う。
本当の意味で一生離れられない、腐れ縁。