9/14(土)中京8R 阪神JS (無料記事)
展開予想
最内枠にサペラヴィが最内枠、ザメイダンが4番枠でその間にテイエムタツマキ、ネビーイームと有力馬たちが入る枠順にはなったものの、ゲートの速さとファーストジャンプの処理の速さを踏まえるとザメイダンが楽々とハナが取れそうな並び。
その2番手に付ける候補だったケンアンビシャスが外枠に入ったことによりどこまで主張してくるのかが鍵になりますが、先行策以外でどうこうなるような馬でないため主張してきそうという推測。
ただ、中枠のファルヴォーレもそこそこテンのスピードがあるため序盤は自然とポジションが取れそうな枠に思え、ケンアンビシャスが推測通り主張するのであれば内がごちゃつく可能性もある。
サペラヴィは先行馬ではあるものの、ゲート周り&ファーストジャンプの処理がさほど速い馬ではないため、そこそこ出して行きそうなテイエムタツマキがすぐ外にいる組み合わせは気になる点。
ただ、ザメイダンがある程度離しての逃げを展開するのであれば内ラチ沿いで脚を溜められる利点を多く得られるが、上野騎手を考えると前半は少し落とし気味に入るのではないかと思っている。
となるとペースが上がる要素というのが限りなく少ないように思うため、スロー想定で組みたい。
予想印
◎4、ザメイダン
本命は4番のザメイダンにしました。
この馬にとって考えるべき要素はサペラヴィがどの辺りで絡みに来るのかという部分に尽きますが、中京のコースレイアウトを考えるとこの馬であるなら飛越毎にリードを取れる可能性が高く、絡まれる段階以前にある程度息入れられる部分があるのではないかというように予想しており、なら展開利を受けられそうな点も注目したいです。
中京コースは2年前の当レースで勝ち馬ホッコーメヴィウスには1.3秒と大きな着差を付けられていますが、ハナがベストな馬が2番手からホッコーメヴィウスを見ながらという厳しい条件下ながらも、最後まで粘り込み4着という内容は悪くないです。
(当時の阪神JSは3300mでした(今回は3330))
この馬の強みとしては現役トップクラスのゲートから第一障害クリアまでのスピードと飛越力であり、その2年前の当レースでもホッコーメヴィウスに飛び負けていなかった点を見ると、このメンバーであるなら飛越力は大きなアピール材料です。
展開予想の部分でも説明しましたが、今回の枠の並びとメンバーならファーストジャンプの上手さでハナを楽に取れるような展開になるでしょう。
上野騎手が騎乗した際のザメイダンは比較的抑えめの逃げのパターンが多く、ペースを上げる要因となるケンアンビシャスが外枠に入ったこと、道中で大きくポジションを上げて行くような馬も不在であるメンバーから気にするべきはサペラヴィの動きのみになるのも悪くない要素に思います。
初動で内のテイエムタツマキが張ってくるようなパターンも考えたのですが、田村騎手がそこまで腹を括った騎乗をしてくるイメージもありませんし、目標は他馬ですからすぐ控える形でしょう。
近5走でザメイダンのハナを叩いた馬たちは…
(5走前)東京JS(2023/6/24)ロードアクア
(4走前)秋陽JS(2023/11/4)フィロロッソ
(2走前)ペガサスJS(3/16)ビレッジイーグル
と錚々たる快速馬たちであることからもザメイダンの先行力の強さは即座に分かると思います。
今回は京都HJからの4ヶ月の休養明けとはなりますが、調教履歴からも入念に乗り込まれている印象がありますし、陣営からは「夏は得意ではないので休養して予定通りにきている。中京の平たんはいい」とのコメントや「状態面はいいし中京コースも合っている」というような話も出てきていますからここに向けて仕上がっていると見ます。
展開と飛越力を活かしての粘り込みに期待です。
◯1、サペラヴィ
対抗は1番のサペラヴィにしました。
最内枠と極端な枠に入ったのが個人的にはどうかと思うところはあるのですが、近2走の立ち回りならインの3列目以内では立ち回れそうですし、普通に走れれば力上位の馬ですので評価したいです。
有力馬が内から4頭に入ったのはレース全体としても鍵で、「この4頭で」ファーストジャンプまでならザメイダン→テイエムタツマキ→サペラヴィ→ネビーイームというような順になりそうで、そのままテイエムタツマキが埒沿い2列目をキープし続けるのであれば難しい競馬になると思います。
ただ、前走のテイエムタツマキのレースを見ると1周目4コーナーでイクスプロージョンに並びかけられているように引き気味で立ち回っていたことから、今回も想定より1列後ろになる可能性もあり、ならサペラヴィの挽回も効きやすくなりそうでその展開の方を確率としては上に取った形です。
サペラヴィ自身は近2走での江田騎手の立ち回りを考えると向こう正面から3コーナー手前部分で並びかけに行くような競馬を展開していますが、前々走は雑に飛ぶようなニューツリズムを捉えに行く形だったため並びかけられたものの、どうしてもホッコーメヴィウス相手だと飛越でリードを取られやや後退するような競馬になってしまいます。
今回捕まえに行く対象は9割の確率でザメイダンになりますが、ザメイダンも飛越力が高い馬ですから向こう正面計3つの障害で飛び負けてリードを取られるようなパターンも考えられると思います。
しかし、前回よりは圧倒的に前も楽な相手ですから3、4コーナー中間の障害で前から2馬身圏内であるなら十分捉えられることは可能であります。
少し気になったのが相変わらず追い切りの時計が目立たず、むしろ前走より動けていないようにすら見える調教履歴なのですが陣営からは「気配は前回以上」というような上澄みを感じさせるようなコメントを残していることから問題ないことをアピールしていますが…少し気になる要素です。
これらでレース像を話したのでここからは手短に
▲2、テイエムタツマキ
ゲートからの速さを考えて「そのまま行かせるようなら」サペラヴィよりポジションを取れそうに思うものの、鞍上的に引く形を取って来そうで。
なら前走同様、内でしまい勝負という形になりますが、だと頭まではどうかとなってしまいます。
馬的には障害飛越数が多い中京のコースレイアウトは実績が示すように悪くなく、前走時よりも調教過程には好感が持てるのは評価ポイントです。
△3、ネビーイーム
近走前半の行き脚が悪いのが最大の気になる点でこの枠の並びなら後手後手の競馬になってしまいそうで、鞍上のリカバリーに期待したいものの、先週のリトルクレバーの騎乗を見てしまうと、その点にもあまり期待出来ないのは不安要素です。
ただ、今回ブリンカーを装着してくることにより先行力を取り戻すようなら期待が持てそうです。
陣営からは「フルブリンカーを着けるが効果はありそう」というようなコメントが出ているのは評価するうえでは好感が持てます。
☓5、プラチナドリーム
入障戦以来の置き障害戦になりますが、そのウィンドリッパー戦では上がり37.1もの決め手を繰り出しているように本来はしまいも使える馬です。
昇級後3戦(ロックユー戦、ブラックボイス戦、オールザワールド戦)はいずれもハイレベル戦を使われており、大敗の内容に終わっているものの、半年ぶりの前走を平地で一叩きした背景とこのメンバーレベルも含めて買ってみたい存在です。
★10、オメガリッチマン
前走で高田騎手がオメガリッチマンではなく、リレーションシップに乗っていたことが答えではないか?とも思いますし、斜飛癖がある馬なだけになるべく埒沿いを走らせるために内枠を希望していたはずでこの外枠はマイナス要素となります。
ただ、高田騎手なら下げてイン通しという戦法を取りそうで、しまいにかけての3着食い込みというのには警戒するべきであるため抑えにします。
〜買い目〜
1−4 馬連、ワイド (2点)
3連複フォーメーション
4→1、2→1、2、3、5、10 (7点)
追記時刻 9/14(土)11:44
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