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2/15(土)小倉8R 小倉JS

推奨度:★★★ 妙味度:★★
J-G3とは思えない豪華メンバーが揃った1戦!
今年障害界でブレイクを果たす馬はどの馬か!?

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上の※は過度な誹謗中傷を防止するためです。
(その辺りご理解の上温かい目でご覧ください)


展開予想

2/15(土)小倉8R 小倉JS 出馬表

有力各馬が比較的内めの枠に入ったことにより、全体の流れとしては締まった好レースとなりそうに思える。最内枠のアサクサゲンキは名前の通り元気がありすぎるだけに、ハナに立ってしまうと力んでしまい良くないのは障害好きであれば周知の事実である。この枠の並びを見ると1つ目のコーナー部分ではアサクサゲンキが先頭に押し出される可能性を考えたく、コーナー後に小牧騎手が譲ってインで折り合わせようとするという展開で考えたい。その場合にアサクサゲンキより前に居そうなのがスマイルスルーとピーターサイト。どちらもナチュラルスピードが高い馬なだけに、アサクサゲンキに引きすぎることなく2頭が前に出て、先団馬群の隊列形成が終わるのではと予想する。

予想印

◎8、スマイルスルー
〇1、アサクサゲンキ
▲2、ブラックボイス
△3、アランデル
☓11、エンデュミオン
☓6、ナリノモンターニュ
★5、サイード
★9、サペラヴィ

見解

冒頭にも触れたがJ-G3とは思えないほどハイレベルな組み合わせになった印象。まずは、ここまでワクワクするメンバーが集まってくれたことを全陣営に感謝すると同時に、全人馬が無事に完走することを祈りたい。ということで予想の中身に入っていきたい。本命は無難に◎8、スマイルスルーにした。未勝利時代は能力の片鱗を見せながらもどこか甘いところがあって勝ち切るまでに3戦を要したものの、3走前の京都での未勝利戦を勝利してからノンストップで3連勝で初重賞制覇。7頭だてと初期条件として恵まれた面はありながらも、終始危なげなかったし、着差の1.3秒が示すように力が違った勝ち方であったと言える。負かした相手もアサクサゲンキ、オオキニとメンバーレベルとしても高水準であったことを考えるとこの実力は本物と判断して良さそうで、個人的に戦前気にしていた「飛越数の増加」と「三段跳び」も問題なく対応したことからだいぶ信頼のおける馬になってきたと感じたレースであった。今回の小倉コースは勝ち鞍こそないものの、前走の京都3170mの障害数14個から今回の小倉3390mは10個に減るのはスマイルスルーとしては好材料であり、決して悪くない条件であると見ている。強いて不安材料を挙げるとしたら、先週までの馬場損傷によって標準よりかは多少なりとも時計がかかる馬場状態になっているのではという推測から、2走前の清秋JSで破格のレコードタイムを叩き出したように「軽い芝向き」のスマイルスルーの馬場対応は少し気になる所はある。ただ、その不安も杞憂に終わる可能性が高く、V濃厚の見方をしている。

今回、力関係を考える上で筆者が考えたのは
「アサクサゲンキに先着出来る馬が何頭いるか」
という考えである。

これは予想者それぞれ意見があるとは思うが、個人的には1頭居るか、居ないかではと見ている。

ということで対抗は〇1、アサクサゲンキ。10歳馬と長くに渡って重賞戦線を盛り上げてくれている本馬にまず敬意を評したいが、まだまだ能力自体は衰えを知らない。前走のイルミネーションJSについては、正直メンバーレベルに恵まれた面が大きかったものの、ハッキリと他馬に比べて「力が違った」レース内容。2走前の京都JSでは、スマイルスルーにこそ刃が立たなかったものの、清秋JSで良い走りをしていたオオキニに対してはしっかり先着して見せたように本当に「総合力が高い馬」である。ただ、この2戦ともに好結果を残しているものの、本質的には「4勝している(障害戦のみ)小倉コースがベストな馬」であることからこの舞台替わりは大きなプラス材料と言える。確かに、同コース(小倉3390m)では6走前に8着と大敗しているものの、序盤に触れたようにハナに立ってしまうとよくない本馬がそのまま行ってしまったイレギュラーな流れになってしまったことが最大の敗因と言える。だからこそ、今回も序盤のポジショニングと流れが大きなポイントになりそうなものの、スマイルスルーも二の脚含めて速い馬だし、ピーターサイトは陣営が「絶好調」というくらいだからポジションを取りに行って力試しをしに来ると見ているだけに、余分な力を使いすぎずにインで上手く控えられるのではないか。隣の枠のブラックボイスよりかはファーストジャンプの対応力も含めて前に出れそうだし、さらにその隣がゲートで出負けが予想されるアランデルであることを考えると極端にポジションが悪くなるということは考えづらいと今回は見た。スマイルスルーとは完全に勝負付けが終わってしまった印象はあるものの、まだまだ若いものには譲らないアサクサゲンキの「意地」と小牧加矢太騎手の音無調教師に対する想いによる「渾身の騎乗」にぜひとも期待をしたい。よってこの馬を2番手に。

アサクサゲンキの打点に届く馬がスマイルスルーを除くと居ないor居ても1、2頭と見ているが、ここからはそのもしかしたらの1、2頭について触れていきたい。その1頭と考えているのが▲2、ブラックボイスの存在である。小倉の障害コースは2戦2勝という事実が示すように、このコースの適性は間違いなく高いものがあり、陣営が言うように冬場の方が良いタイプの馬。前走に関しては、夏場の暑さにより、馬体の張りや覇気が足りなかったとのことで敗因は「状態面」にあり、力負けでないことを示唆してくれているのは好感が持てる。個人的にこの馬の見解を話す上で触れておきたいのは、「評価しているのは春麗JSの方ではなく、昇級初戦のオープンの方である」ということである。というのも、春麗JSにおいてはアサクサゲンキはハナを切らされて自らの形を崩したのに加えて、ジューンベロシティは飛越毎に後手を踏んでいたように当時の有力馬2頭が全く自らの力を出し切れなかったというバックグラウンドから、底は見せていないものの、ブラックボイス自身のパフォーマンスレベルも突出したものではなかったことを留意しておきたい。それに対して、昇級初戦となった4走前のオープンは、「稍重馬場」ながら走破時計の3:07:8が示すようにスピード質な競馬になったことから着差が付きづらい条件下であったと見ており、その中でヴェイルネビュラを内から最終障害を飛び終えた後の僅かな区間で差し切って1馬身の着差を付けたことを高く評価したい。この小倉の2戦ともに「最内枠」と最高の初期条件での出走になったものの、今回も内にある程度テンのスピードを持つアサクサゲンキ、外に自らよりゲート周りが遅いアランデルが居ることから良い条件下に変わったと思うので見直してみたい。

単純な能力だけで考えるなら△3、アランデルも取り上げたい馬ではある。ただ、この馬の最大のポイントとしてはゲート周りの遅さであり、このメンバー構成でリカバリーを効かせてからの状態でどれだけ上位勢と台頭に戦えるかというところである。結論から言うと、この戦法では頭打ちしそう寄りで考えてはいる。週中TLを賑わせた本馬であるが、その際に取り上げられていたのが「ハービンジャー産駒が苦手とする福島コースで好走している」こと。これによって舞台替わりがプラスに働くと言う意見には賛同出来るのだが、果たしてアランデルはそのハービンジャー産駒の「例外」というパターンは無いのかな?と週中凄くモヤモヤしていた面がある。血統に関しては、私自身恥ずかしながらあまり詳しくないので、この辺りを見解で触れるのは少し悩みはしたのだが、レース振りから極端に福島コースを苦にするような馬にも思えなかっただけに、この舞台替わりが皆が考えるほど絶大なものであるのかは未だに疑問を感じているポイントではある。また、今回もゲートで出負け気味から襷にかけてじっくりとポジションを押し上げて行くような競馬になると思うが、スマイルスルーをはじめとする先団馬群に力を持った馬たちが多いだけに、押し上げてからさらに一押しが効くのか。この戦法からエイシンクリックが脳裏に浮かんでくるが、現時点のアランデルにそこまでのスケールを感じ取れなかったことから評価はこれ以上上げきれなかった。ただ、言い方を変えるのであれば、タイトになりそうな先団に「お付き合いしなくて良い戦法」という見方も可能なだけに、スマイルスルーのふるい落しでその他有力各馬が苦しくなる展開になるなら。

アランデルとは少しニュアンスが異なるものの、「末にかける」という☓11、エンデュミオンの着への食い込みはケアしておきたい。前走の中山新春JSでは障害数が減ることに加えて、インディゴブラックとの斤量差が詰まることから本命を打っていたのだが、スローペースで推移したこともあり4着と惜しくも馬券圏内までには食い込めなかった。ただ、小野寺騎手は完璧な乗り方をしてくれたと今でも思っているし、1.1秒差という着差は有りつつも完全な力負けとは考えていない。前走と同様に飛越数は10回と比較的障害数が多くないコースレイアウトも悪くなく、小頭数とはいえ5走前に当該コースで2着としているのも好感が持てる。ただ、今回は前走に比べると明らかにペースがタイトになるメンバー構成であり、終いもなかなかの物でまとめてくるであろうという想定。本質的に距離ももう少し短い方が良いと思えるだけに、開催が進んで馬場損傷が進んでいる馬場状態にも不安は残るし、どうしても「他馬の崩れ」が最低条件となってしまう。前走で評価していたからこそ、今回もう1回という気持ちにはなれなかった。

ニュアンスとしてはオッズ的魅力も含めて☓6、ナリノモンターニュの方が買いたい意欲は持っている。前走の京都のオープンでは、ずっとコンビを組んでいた金子騎手からタイプの異なる五十嵐騎手に手替わりでどのような競馬になるかと注目していたが、スローペースとはいえしっかりポジションを求めて行けて終いもキッチリ伸ばしきれたのは悪くない。決して得意と言えるペース推移ではなかったと見ているし、後にオープンでオオキニを下すアンクルブラックに比べて1キロ多く斤量を背負った中で、急追を封じ込めたのは評価したい。今回は、初の小倉コース替わりでレース自体のラップも上がるだけに追走がどれだけ叶うのかはポイントにはなるものの、襷コース有するコースは実際に阪神で勝ち鞍があるように問題なく、幸いサイードというある程度ポジションを前で運びそうな馬が居る並びも決して悪くはない。中山コースを得意とするように、京都で飛越数が多い条件下よりかは今回の方が得意としそうに思えるだけに、ここまで人気が無いなら注目をしたい。

そして最後に覚醒気配を感じる★5、サイード。前走の牛若丸JSに関しては、自身が最も得意とする左回りの置き障害コースであったことに加えて、メンバーレベルもかなり恵まれた1戦であったことから順当勝ちであると見ているだけに、着差ほどの評価はしていない。ただ、2走前の秋陽JSにおいては固定障害かつ「稍重」と道悪の影響が残る馬場状態であった中で2着とした内容は高く評価したい。レース振りも決して完璧であったとは思わないし、通過順位を見てもらえると分かるように一度ポジションを落としてからもう一度伸びてきた味のあるレース内容であった。当時のレース質からして参考にして良いのか怪しいところはありながらも、実際に実績を持つのは心強いところ。

※ここからはレース当日の朝に追記したパート

昨日の夜のオッズを見るとこれ以上手を広げるのもどうかと考えたが、まさかのサイードより人気が無いのであれば★9、サペラヴィも抑えたい。先行馬とはいえ、決してテンから速い馬ではないだけに二の脚まで速いスマイルスルーが内に居る並びは良く、これによってポジション良化が見込めるのであれば抑えても良いのではないか。襷を有するコースの経験が乏しいところがどうしても引っ掛かってしまう部分ではあるものの、斤量減は魅力的で前走はいくら小頭数だったとはいえ、他馬より斤量を背負う中で完勝の内容だったことから力を付けていると判断したい。赤オッズ手前なら買う気は無かったものの、このオッズならば。

買い目

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