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1/25〜26分の障害競争回顧(計3レース)

先週はスペースで回顧したので今週はnoteで。
ということで3レース分あるので早速本題へ。

※回顧はあくまでOK個人の見立てですので、賛否両論あるかもしれませんが温かくご覧ください。


1/25(土)小倉4R 障害未勝利

自分の予想
◎5、スズカキング 3着
〇2、ダノンジャッカル 2着
▲9、ドゥラモンド 1着
△8、クラウンセト 4着
☓7、コスモチプリア 7着
★3、ゲインサポート 9着

メンバーレベル:3.5(5段階)

Pick up馬レース回顧

1着 9、ドゥラモンド (石神深一騎手)

戦前のクラブの更新を見てみると、23(木)の更新では21(火)の障害練習に対して「特に不安な部分は無く、しっかりと飛越できていました」と石神騎手はコメントしているのに対して、レース後には「火曜の時点では元気が良過ぎて慌てて飛ぶような感じでした」と述べているこの「ギャップ」は少し気にはなるものの、初の固定障害ということを考えれば無難に対応出来ていたと見て良さそう。前走の折り合い面と今回の外枠という初期条件からポジションがもう少し後ろからになるのではと懸念していたものの、思ったより前目で運ぶことが出来ており、スタンド前ではダノンジャッカルのインに潜り込めたことで勝負アリ。「飛越に関しても何も言うことがない」との石神騎手のコメントもあり、今後がとても楽しみな存在であることは間違いない。まさかとは思うが、小倉JSとかに詰めて出てきたらビックリするが。

2着 2、ダノンジャッカル (西谷誠騎手)

noteにも書いたが「西谷誠の思考を完璧に読むのは不可能である」ということを前提として置きながらも、4走前のパーリーブラック戦での早仕掛け+ソラを使って差し切られたという結果があることから、個人的には仕掛けのタイミングがもうワン、ツーテンポ遅くなるのではと見ていたが、正面スタンド前最後の水濠障害部分でスズカキングのハナを叩いて一気に差を広げる戦法を西谷騎手は再び選択。ただ、レース後によく考えてみるとドゥラモンドとの平地力の差を考えるとこの戦法しかないと考えての騎乗だったと思えるだけに、今回は相手の実力を褒めるべき内容であり、ダノンジャッカル自身もよく走っていると思う。今回のように、自身より平地力がある差し馬が居る場合はこのパターンにハマってしまうだろうが、別に平地力に長けていない馬の集まりであるなら、この戦法も流石に次は決まって勝ち切るだろう。あとは、あまり馬場がタフに寄って欲しくない馬に思えるだけに開催が進んでパフォーマンスレベルがどのように変化するのかは注目したい所だ。

3着 5、スズカキング (小野寺祐太騎手)

入障初戦の京都では積極的にハナを切れていたが折り合い面に怪しい部分があっただけに、襷コースを有する小倉コースでスッと折り合いが付かないかと考えていたものの、今回は序盤からリラックスして入れたのは良いポイントであった。ただし、ダノンジャッカルに早めに来られてしまい、後ろからはドゥラモンドにターゲットとして扱われる難しい立ち回りとなってしまい、前からは2馬身半と決定的な着差を付けられてしまった。前走はフスカル、今回はダノンジャッカルと厄介な馬に絡まれながらのパフォーマンスしか披露していないだけに、メンバーレベル若干が見込めるのであればアッサリ勝ち上がり出来そうな馬である。ただ、今後馬券妙味が皆無となってしまいそうなので付き合い方が難しくなってしまうのが残念。

4着 8、クラウンセト (草野太郎騎手)

固定障害かつオール芝コース、中山のようなバンケットが何度もない小倉コースは未経験ながらベスト舞台ではないかと読んで穴馬1番手評価としたものの、今回は相手が強すぎたと言う見方で良さそうである。上がりも37.6秒と自身のキャリアで最速のものをマークしているようにパフォーマンスレベルを格段にUPさせた今回がベスト条件であるのは間違いなさそうである。今後も狙ってみたい馬ではあるが、問題はレース後に草野騎手が「休み明けの方が元気がいいタイプ」とコメントを残しているように、一度使われての状態維持がポイントとなりそうである。馬券的には、数戦敗戦を重ねて休ませての6月の小倉開催でもう一度狙い撃ちして見たい気持ちはあるのだが…叶うか。

5着 4、クリノリアルレディ (上野翔騎手)

第一印象としては、全体的な飛越のクオリティーは初障害らしからぬセンスのあるものであった。クラウンセトから5馬身差、3着のスズカキングからは10馬身差と着差だけ見れば褒められるものではないものの、固定障害向きの飛び勝っていく馬になるのではないか。平地時代の唯一の勝利が、重い芝の函館1200mかつ軽量51キロでのもので、近走においても52キロなどで走っていることから斤量慣れや距離不安との兼ね合いになってきそうではあるが、レース後の上野騎手は「上位馬とは経験値の差だけだと思います」と手応えを感じていそうなコメントを残しているのは注目したい。

7着 7、コスモチプリア (伴啓太騎手)

入障初戦となった3走前のベレヌス戦の内容からもっと走れても良い馬であるとは思うが、続くオオキニ戦は非常にメンバーレベルが高く、自身も外を回される難しい展開になっての敗戦や前走は8枠スタート+ガンダルフの落馬の煽りをまともに喰らう難しい展開になっての大敗と何かと運が無さそうな馬である。また、今回は夏負けの影響が尾を引いての6ヶ月半の休み明けということを陣営が触れていたように、状態面が伴っていなかったという見方で片付けて良さそうである。なので、次走どれだけ状態面での上澄みがあるのかをコメントでしっかりと注視して検討したい馬である。

9着 3、ゲインサポート (森一馬騎手)

ゲートでは無難なスタートを切って、ダノンジャッカルと近いポジションで競馬をしようとしていたものの、襷部分の生け垣障害で詰まるような飛越になってからは後方に下がってしまった。とはいえ、初障害ということを踏まえると飛越も及第点レベルのものはあったと思うし、メンバーレベルの高い組み合わせだったこともあり見栄えはしなかったように思える。しかし、森一馬騎手にしてはしっかりと初障害からレースに参加させたような競馬で、スパート部分でも手が動いていたように激変という面ではどうかと思う部分はある。もう少し様子見をして観察したい存在である。

1/25(土)小倉5R 障害オープン

自分の予想
◎1、オオキニ 2着
〇7、アンクルブラック 1着
▲2、ザレストノーウェア 4着
△3、ヤップヤップヤップ 落馬
☓5、レディステディゴー 3着
★6、トーセンオリジン 落馬

メンバーレベル:3(5段階)「※ 前2頭のみ」

Pick up馬レース回顧

1着 7、アンクルブラック (高田潤騎手)

7頭だてとはいえ、大外枠からオオキニの後ろのインを取った高田騎手の好騎乗が光ったレースであると見ている。アンクルブラック自身も3走前の勝ち上がった東京での未勝利戦や2走前の秋陽JSと比べると飛越の安定感が増しており、成長を感じる内容にまとめてきた。前走のインプレス戦に関しては、スローペースにハマっての「展開苦」での差し込みだったのにも関わらず、猛然と追い込んできての3着と悪くない内容であっただけに、今回は好位置を取ってオオキニを差し切って勝利。高田騎手は「すぐではなく、ゆくゆくは重賞で走れるようになれると思いますよ」と慎重なジャッジをしているものの、キャリアも積んで完成度も高くなってきたとコメントもあるだけに、今後が非常に明るくなった好内容であったと見ている。

2着 1、オオキニ (森一馬騎手)

正直、この敗戦はショックなものであると同時にこの馬に対して過大評価をしていたのかなと自らの考えを見直したくなる残念な内容であった。確かに、レース後の森一馬騎手が言うようにブリエヴェールにところどころ絡まれるようなところはあったものの、自身は得意としない前走の直線ダートから芝コースに替わるなど「舞台好転」だったのにも関わらず、敗れて締まったところを見ると物足りなさが先行してしまう。個人的には、間隔を詰めて使ったこと+追い切りが1本だったことによる状態面の影響が少なからずあったのでは?と見ていたものの、森一馬騎手はその辺りに触れておらず、「枠も良く飛越も前走よりいいリズムで飛べていました」と前走以上だったことをコメントしている。負かしたアンクルブラックを褒めるのと同時に、良くも悪くも相手なりの馬なのかなと思うだけに、今後もオオキ2になる可能性が。

3着 5、レディステディゴー (難波剛健騎手)

印としては5番手と決して高くはなかったが、4レースの走破時計が3:09:9とメンバーレベルが高かったとはいえ、私自身が想定していた時計よりも出ていたことから終いをしっかり使えるこの馬向きの馬場状態であったと見て良さそうである。また、レース後の難波騎手は近頃の攻め馬での動きの良さに着目しており、状態面が良かったことをアピールするようなコメントを残している。前からは8馬身と大きな着差を付けられてしまったが新潟開催などでこの状態を保って出走して欲しい。

4着 2、ザレストノーウェア (伴啓太騎手)

前走のイルミネーションJSの3着の内容に関しては、正直アサクサゲンキとネビーイーム以外のパフォーマンスレベルが物足りなかったことによる「ハマっての好走」であるとは見ていたが、この小倉でもワンダークローバーの3着があるように出してきたパフォーマンスレベルとしては悪くないため、3番手という評価に置いた。結果として、想定していたより時計が出る馬場だったのもあり、この馬としては初期条件が厳しかったような印象で、レース後の伴騎手のコメントにもあるように五十嵐騎手の負傷によってノーコンタクトの状態で騎乗することになったのも仇となってしまった結果に終わった。伴騎手から「まだ体を使えていない」とコメントされているのは今後のヒントであり、調教から動きが変わってきた等コメントが出ない限りは今後も苦戦を強いられそうである。

ヤップヤップヤップとトーセンオリジンは落馬。
2頭とも好きな馬なのでとにかく無事であって欲しく、江田騎手に関しても無事であって欲しい。

1/26(日)小倉4R 障害未勝利

自分の予想
◎4、トラファルガー
〇10、モントライゼ
▲7、マイネルメサイア
△12、ホウオウエクレール
☓1、ジーククローネ
★3、チュウワエース

メンバーレベル:2(5段階)

Pick up馬レース回顧

1着 10、モントライゼ (高田潤騎手)

クラブの更新を見ても、「馬の雰囲気は非常に良い」と調教師は話していたように前走以上の走りが見込めるとは考えていたものの、高田騎手から常に折り合いを気遣うコメントが出ていたことに不安を感じてしまい、本命にしきれなかった。実際に、レースとしても襷コースからトラファルガーを一気に交わして前を出て行きたがるような素振りを見せており、レース後の高田騎手のコメントでも引っ掛かったとのコメントが出ており、この辺りが今後の課題となってくるだろう。今回は正直メンバーレベルに恵まれた感が強いレースとなっただけに、昇級後即通用かと言われると疑問は残る。もう一度置き障害も見てみたさがある。

2着 12、ホウオウエクレール (小牧加矢太騎手)

陣営から2戦連続して障害センスを高く評価するコメントが出ていたものの、初戦の飛越を見るとどうしても手を伸ばしづらかったのが本音である。ただ、今回に関してはまだ気遣う面はあったとはいえ改善傾向が見られたのは好感が持て、モントライゼがトラファルガーのハナを叩きに行区展開に関しても良かったように思える。しかし、この馬に関しては今回のような序盤の立ち回りであれば、ポジションの確保に苦労しそうな感じがあるのでその辺りはポイントとなってきそうである。

3着 7、マイネルメサイア (上野翔騎手)

この馬に関しても、初戦が真っすぐ飛ばないような面があったことからあまり信用しづらい部分が先行してしまい、高く評価しきれなかったところがある。今回においても、まだまだ飛越で減速する場面があっただけに着順ほど評価としては高くはない。次走どれほどの人気になるのかは分からないが、まだまだ信用出来ない面が多く様子見。

4着 4、トラファルガー (石神深一騎手)

結果的に信用してはいけない馬を信用してしまった形になるのだが、今回に関しては石神騎手の序盤の立ち回りはどうにかならなかったかと素人ながら思ってしまうところがあった。というのも、序盤の襷部分でインを開けてあっさりとモントライゼに主導権を渡したのにも関わらず、スタンド前ではかなり競りに行くような態勢を取り、1コーナーから2コーナー部分で一気に交わされるというかなり脚使ってしまう乗り方となってしまった。確かに、前走の京都でのマケルナマサムネ戦の内容を手で隠すとするのであれば、ハナを切らないと脆いという面があるだけに絡みに行ってハナを奪い返すという立ち回りは理解出来るものの、前走で控える形でも挽回して行けた「経験」があるからこそ、再び自らのリズムを作る競馬に徹してくれれば結果はもう少し違ったのではないかと思う部分がある。まぁ、これを一素人がほざいたところで何も生まれないのではあるが、個人的には少し不満の残る内容だったのと同時に、本命にしたことを非常に後悔するレースとなってしまった。最後にだが、馬のタイプからして石神騎手が合っているのかと思うところも正直ある。(※ 個人的には大江原騎手とかで見てみたさがある。)

5着 1、ジーククローネ (草野太郎騎手)

フォロワーさんに出資者さんが多く前々から話を聞いていた馬であったので注目していた馬。障害試験では、土曜の未勝利戦でセンスある走りを見せたクリノリアルレディとの併せでの合格となったが、この馬も障害センスとしては悪くないものがあった。先ほどのトラファルガーのところで触れるのを忘れたので、ここで合わせて触れるが、この2頭は落馬寸前の飛越ミスがあっただけに、終いが甘くなったこの辺りが影響してのように思える。ただ、平地時代のジーククローネのイメージから集中力に欠けている面がある馬に思えただけに、レース後の草野騎手から「障害を飛ぶ時の集中力には長けている」とのコメントが出ているのは個人的には好感が持てた。鞍上からは小倉コースが合っているとのことなので、おそらく続戦になるとは思うがもう少し様子見したい所もある。

計3レースからの次走への注目馬

該当馬なし

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