10/13(日)東京HJ(予想へのアウトライン)※無料記事
月数回出す予定をしている全体公開向けの1本目。
今回は「東京HJ(予想へのアウトライン)」と題しまして10/7(月)現在の予想のアウトラインについて「軽く」ではありますが触れていきます。
※50音順で触れていきます
アサクサゲンキ (小牧加矢太騎手)
前走:京都HJ 3着 4:32:7 (上がり 40.4)1.7秒差
9歳の古豪であるもののまだまだ元気一杯の本馬。
東京コースは2度経験(2021年 東京HJ 5着、2019年 秋陽JS 10着)があり結果は振るわなかった。
距離から見ると短縮は間違いなくプラスである。
ただ、「案外東京コースもタフ寄り」でスタミナを要求される展開だと浮上可能性が格段下がる。
では何故実績ないここを使ってきたのだろうか?
その主な要因としては…
1、イルミネーションJSに向けての叩き
2、同厩のレッドバロッサとの使い分け
この2点のどちらかor双方であると考えられる。
そういう意味ではここが新たな起点になるかも?
鞍上の東京に対してのイメージも決して良くないこともあり、評価した場合でも連下までかな…。
エコロデュエル (草野太郎騎手)
前走:中山GJ 4着 4:48:8 (上がり40.8) 1.6秒差
一言で表すなら「本気を出さないのに強い馬」。
イロゴトシやサンデイビスなど中山大障害に間に合わないことを考えると本番かなり有力となる。
この馬の武器としては「強靭なスタミナ」と「爆発力秘めた末脚」であるのは間違いないだろう。
だからこそ3110mというのは「いかにも短い」。
ただ、先程触れたように東京コースは案外スタミナを求められるパターンもありその展開を好む。
この脚質であるだけに抜く馬が少ない小頭数は良さそうに思うものの、協力な先行馬を相手に戦うにはポジションロスの差で分が悪いので、自分の競馬に徹して相手がどこまで走れるか?という「他力本願」になってしまうのは気になる点だ。
オールザワールド (森一馬騎手)
前走:東京JS 4着 3:28:7 (上がり39.9) 2.2秒差
前走は枠の影響が大きかったのは事実だが、ほぼ初期条件がほぼ同条件のヴェイルネビュラがあれだけ走れていることからも少し物足りない内容。
飛越自体は比較的雑に飛ぶ馬であるものの向こう正面の押し上げがしやすそうな東京コース替わりは悪くないと見ていただけに意外な内容だった。
過去走から距離はあるだけあった方が良さそうな持続力タイプであるため、頭数減ってペースが落ち着いてしまった場合はどうなるのであろうか?
思い切った戦法を取ってみてもとは思うが、本番前にそれをする勇気と意味があるかは微妙な所。
ケイティクレバー (騎手誰?笑)
前走: 新潟OP 10着 3:39:7 (上がり40.4) 2.5秒差
6走前となる2年前の東京JSでホッコーメヴィウスを相手にぶっちぎる驚愕のパフォーマンスを見せた本馬であるが、その印象が強いからか「逃げ馬」として見られがちであるものの、「揉まれないポジションを好む」というだけであると思う。
実際に分かりやすいのが3走前のセブンデイズ戦の道中で、前半は引っかかり気味に先手を主張したものの、襷コースを抜けた後の部分でメモリーズオブユーに一気に前に入られたが、鞍上の上野騎手はすんなり手綱を引っ張り譲る格好を取った。
その後も実際に先頭を奪い返すほどまで巻き返しが出来たことから決して控える形がダメなのではないというのは1つポイントであると思っている。
だからこそ小頭数の今回は楽にマイポジションを取ることが出来る点から魅力的に感じる部分有。
また、前走65キロと酷量とも言える斤量を背負った後に今回は60キロと実に「5キロ減」となる。
サクセスエース (上野翔騎手)
前走: 東京JS 5着 3:28:2 (上がり39.4) 1.7秒差
飛越力の無さはネックであるものの、前不利の福島コースを昇級初戦で勝ち切っていることからも能力は間違いないものがあり今後走ってくる馬。
着地後のスピードはあるだけに上手く飛越精度を補いながら走っているものの、前走の結果のように重賞の舞台は騙し騙し走る戦法では力不足というのが判明してしまったのは寂しい部分である。
馬券圏内食い込みには東京コース2走目の上澄み(特に飛越の精度アップ)はマストであるが、それを見込めそうな部分が無さそうなのも事実だ。
上位勢が崩れた時の漁夫の利待ちになるだろう。
ジェミニキング (小坂忠士騎手)
前走 : 3歳上1勝 10着 1:49:0(上がり38.3)1.5秒差
小坂騎手との初コンビというのが意外だなと思ってしまうほどイメージとしては湧きやすい人馬。
平地で2戦を叩いての出走というローテーションには好感が持てるが東京の軽い芝で好走するイメージは皆無に等しく、スピードに欠けるのが本音。
スタミナはあるものの、加齢の影響か追走力がさらに衰退しているような印象が強く、追走スピードが遅くなるためにも道悪馬場が欲しいのだが。
天気予報的には良馬場想定なので厳しいかなと。
ジューンベロシティ (高田潤騎手)
前走: 東京JS 1着 3:26:5 (上がり38.7) 0.1先着
前走が思った以上にポジションを取りに行って、空馬(ホッコーメヴィウス)に絡まれたものの、最後はロスコフの追撃を凌ぎきっての重賞制覇。
前走時に対抗評価と本命にしきれなかった理由としては、内枠で踏み遅れるのではないか?と少し心配したからなのだが、前走のような競馬が可能であるなら「弱点が減った」ように思っている。
本質的にはスローペースを好まない馬であるので、この頭数、メンバーを考えるとある程度主張して行く競馬が理想ではあるように考えている。
枠の並びにもよるがケイティクレバーの直後の2番手か、場合によってハナに立ってしまうパターンもありそうなので前走の経験が活きればと思う。
隙は比較的に少なめで、上位評価は必須となる。
ニシノデイジー (五十嵐雄祐騎手)
前走: 中山GJ 3着 4:48:1 (上がり40.9) 0.9秒差
この馬に関しては天気予報、枠順など気にする点が多いのはネックであるものの、中山大障害2年連続連対や前走内容考えるに力は間違いなく上位。
東京コースは4走前の東京HJでマイネルグロンから5.0秒差の11着と大敗していることから、不安要素と感じる人は多いだろうが、個人的には東京コースへの適性は低くないのでは?と思っている。
実際に8走前の秋陽JSではコウユーヌレエフには0.1秒先着を許しての2着という内容だが、走破時計の3:27:4を考えると「不得意」と取るのは適切ではないように個人的に思っている部分がある。
そもそもは飛越は最低限の高さでしか飛ばない馬で、平地力でゴリ押しするようなタイプである馬が大障害コースを走れている方が驚くべきこと。
揉まれるのが良くない馬ではあるものの小頭数の今回(エコロデュエル、ジェミニキングは馬群からやや離れるであろう仮定)から考えると、道中気にするべきはたった「5頭」となるのは大きい。
ここで外枠を引けるようならさらに良いと見る。
あとは他馬より重い62キロの斤量面がどうか。
ブラックボイス (石神深一騎手)
前走: 東京JS 4着 3:28:2 (上がり40.0) 1.7秒差
未勝利戦から春麗JSまで3連勝をして挑んだ前走の東京JSであったが終いが甘くなって4着敗戦。
石神騎手のレース後のコメントから推測するに、敗因としては「飛越の小さなミスの積み重ね」と「休み明け」の2点であると読み取る事が出来る。
東京コースの適性が高いとは思えなかったものの、それでも空馬が絡んだ影響で前目が割とタイトになった流れの中早め早めにジューンベロシティを負かしに行っての競馬であることから同情の余地を感じる部分はあった敗戦内容でもあった。
結果は振るわなかったものの「一流馬を負かしに行った」という経験値は同レースに出走していたサクセスエースやオールザワールドに比べると経験値の面から強みになると個人的に考えている。
ただ、スローになるのはあまり良さそうに思わないタイプなだけにポジション取りが1つカギに。
以上が予想へのアウトラインでした。
(火曜日時点)
あくまで個人の見解ですのでご参考までに。
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