日常を大事にすると非日常が倍美味しい

今年もおじゃまします、4日のわうわうです。
クエノ内では :) みたいなマークでRPボード増やし妖怪をしています。
去年はなにかとち狂ってスライドで自ボード紹介をしていたりしました。

私はどちらかと言えばロールプレイで遊んだ歴が浅い人間だと思います。
PBC、TRPG、なんでしょうそれ?くらいのピヨピヨピヨりんです。

ロールプレイの恐ろしい所はハマると沼、と言った所でしょうか。
自分が考えたキャラクターが動いている、変化を生み、時には受ける。
目の前で人が生きている、と感じざるを得ない体験ができます。

私なりの考え方を少しお話しようとこの記事を書いています。


■キャラクターの人生において大事なのは「設定」ではない

初めから設定がたくさんあるキャラクターもそれはそれで楽しいものです。
行動指針としての設定があると自分も悩まずに行動することができます。

しかし、最初から全て詰まった鞄を持つよりも余白が多い方が他者を受け入れる事ができるような気がしています。
これは誰かに任せて決めた方がいい、という意味ではなく誰かとの何気ない会話からキャラクターがどう考えるだろう、何を選ぶだろう、を考えるのも楽しみの一つとして捉えていると言う意味です。

変化、揺らぎを楽しむ 人生してるなあ...と感じる瞬間です。

ロールプレイしつつ交流していると相手との会話によって
自分のキャラクターが固まっていく事も普段の生活と似てますよね。
人との会話でアレッ、自分ってこれ好きなんだ? と思う奴。
発見が交流の中で起きるのはとても幸せな事のように感じます。


■話題のきっかけは過去より「今」

まず、初対面~連絡先交換をするかしないかくらいの距離感の相手だとして
お喋りに想定する場所をちょっと浮かべてください。

私は入りやすく、二人きりとはならなさそうな喫茶店を思い浮かべます。

同じコーヒーを頼んだとしましょう、砂糖を入れるのか入れないのか
もしかしたら相手は紅茶を選んだかも。
パンもつけちゃったりして。
人そのもの、より「今選んだもの」に興味を向けてみると話題に困らないしキャッチボールがしやすい、そんな気がしています。


クエストノーツではキャラクターの詳細、データが見られる機能があります
沢山書き連ねる人、最小限の人、増えたものを記録する人とさまざま。
しかし、そこに書かれているものはキャラクターには不可視の情報です。
見えるとしても人の見た目に関するものだけでしょう。
たとえ何かしら「視える」設定があるキャラクターだとして、人の事を口に出すのはこちらが判断すべきことではありませんよね。


■もうちょっと相手の事が知りたい そんなとき

さすがに選んだものだけで発展させ続けるのも無理がある…!!
そんな時、相手の持っているものや仕草に興味を向けてみましょう。
私は特に設定されてなさそうな所をほじくるのが好きだったりします。
持ち物、見たくないですか?私はとても見たいです。
では、一つ質問してみましょう。

あなたのキャラクターはどんな冒険者手帳を持っていますか?

装飾もカバーもない、支給されたままの手帳の人もいるでしょう。
よく取り出して使っているからでしょうか?無頓着なだけでしょうか?

よく書き込んであるなら、その人は文字が書けるのだなあと想像します。
千切れたページが多いなら人と連絡先交換が多く、顔が広いのかも。
血の跡が滲んでいるならそれは自分のでしょうか、遺品なのでしょうか。
よく行くお店のチラシかカード、挟んである物がたくさんの人は
資金が潤沢か、それを仕事としているのか、捨てられない性分なのか...?

手帳一つでも相手の描写一つで拾える可能性が無限大になりますね。

描写はキャラクターの持ち主が、想像するだけはそれを受けた側が。
いつもの仕事ぶりや、宿での会話...風のうわさ…いつものやり取りが
見たものと織り交ざり人となりを飾るのでしょう。
人によって感じ方が違う分、こう見えるなあ...の会話に繋がったりして。

もしかして、こうですか? これが好きですか?

質問するキッカケになるのかも、ならないのかも。
少なくとも私はラフな会話を続けた先で人を知る機会を得たい派です。

さて、あなたのキャラクターは明日誰とどんな会話をするのでしょうか?


日常で得た相手の情報があればあるほど、非日常を演出するイベントや
セッションの中で「あの人は本当はこう考えているかも...」なんて考えたり
「あいつは本心でこんなことやってねえ!」なんて言いきれちゃったり。
日々の積み重ねがキャラクターの言葉を後押しする事もあるでしょう。

これは相手の設定を知ったからではなく、相手の考え方や普段の言動を
今起こっている事と比べられるだけの関わりがあったからこそ。

どんなシーンを例にしているのか分からないかもしれませんが、
長くお付き合いがあると え?!そんなシナリオでセッションを?!?!
みたいな体験をすることがあります  ありました。 ありがとう。



※いじきたない顔をした宣伝
RPボード「カケスのささやき亭」(非公式:冒険者の宿)

冒険のためのフレーバーアイテムを販売する店があります
もちろん手帳も。

注文の多い宿のように見えて恐縮ですが
メタ会話なしPL会話なしで遊びたい場です。
パブボ内クエストで5人いてもクエストにいけるらしいですよ。

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