半地下の喫茶店
第3話
※2022年10月時点での情報になります。
冷たい風と金木犀の香り。少し感傷的になってしまいがちなこの季節。
心も身体も温めてくれる場所をお探しではありませんか?
私が紹介するのは「cafeシャンソン物語」さんです。
文翔館前の車も人も多く行き交うこの場所にやさしく佇むお店でした。
一時は通り過ぎてしまいそうになりましたが
このネオンが目印になってくれました。
というのもこのお店・・・
気づかずに通り過ぎていく人が多いのだそうです!
まさに、隠れた名店ですね。
看板の下には、店内へとつながる階段が。
一段降りるごとに、別世界へ入り込んでいるようでワクワクしてきます。
いざ店内へ入ると、ワッフルの甘い匂いと、珈琲の香り、そして今まで聞いてきた中で一番優しい「いらっしゃいませ~」の声が、、。
店内を見渡すと、平日にも関わらずたくさんのお客さんでいっぱいでした。
壁にはたくさんの絵や、きれいに飾られた食器があり、圧倒されてしまいました。
これらの家具や雑貨はすべてヴィンテージで、店主の小池さんが一つ一つ丁寧に選んだんだそう。
こだわりはここだけではありません。
このアーチ型の天井、「私がやったの」
え、、、、、!!!!
「このお店半地下なの、珍しいでしょ」
ほんとだ、、、、!!!!!
素敵すぎます。知れば知るほど魅力的です。
そんなことを思いながらメニューを見ると、たくさんの種類のコーヒーが。
今回は日替珈琲をチョイスしました。
ここの名物はワッフルと聞いていましたが、メニューを見るとそこにはピザトーストの文字が。ピザトーストにハズレ無し。
迷った挙句、ピザトーストとチョコレートワッフル、どちらも注文してしまいました。
分厚いパンにとろとろのチーズ、食べ応えがあるトーストに大満足。
外はサクサク中はもちもちのワッフルは、出来立ての生クリームと相性抜群でした。甘すぎないジャムに、たくさんのフルーツ、とても贅沢です。
この日は水曜日、日替珈琲は「キリマンジャロ」でした。
とても良い香りで、後味もよく、肌寒いこの季節、暖かさがしみます。
隣の若い女性のもとへ運ばれてきたフロートは、見た目のインパクト大!!!!
これは、行ってみてからのお楽しみです。
なにからなにまで、こだわりだらけの空間。
一人一人が思い思いの時間を楽しむこの空間。
開店から38年たった今でも、常連さんや、地域の人に愛され続ける理由がよくわかりました。
今回、取材のお願いの連絡を入れさせてもらった際や、当日たくさんお話を聞かせてもらった際など、たくさんの場面で「ありがとう」の言葉をいただきました。
私からも、それ以上の感謝の気持ちを伝えたいと思います。
この投稿を機に、たくさんの方が実際に足を運び、山形の良さを再認識してくれたらうれしいです。次の投稿もお楽しみに。
(文章/写真) 齋藤花音
店名:caféシャンソン物語
電話番号:023‐641‐6395
住所:990‐0047
山形県山形市旅篭町2丁目2-25
カメリアコート
営業時間:平日 11:00~18:00
土曜祝日 12:00~18:00
定休日 日曜と第一・第三月曜