編集後記 最終回
最後の編集後記は
外の方に向けてではなく、山形R不動産メンバーに向けて残すことにした。
副代表という管理職のような立場での物言いなため、
全員に当てはまるものでもないのであしからず。
香澄町MAPというものを作ってみて、
一番に苦労したことと言えば、タスク管理だった。
発行は秋の入りだったが、制作は夏休みの最中であった。
メンバーは夏休みで、
実家に帰る者、
将来を見据えてインターンに行く者、
友人、大切な人と過ごす者
と様々であったため、
それぞれに割り当てたタスクの進捗はまちまちであった。
今振り返れば、個々の仕事への意欲もそんなになかったかもしれない。
私がそう感じてしまうのは、偏にMAP制作にあたっての役割分担に私自身、満足がいっていなかったからだ。
各々がやりたいことをやるのが私の理想であるが、
誰がどのくらいできるのか(能力)の把握を怠ったために、
また、できるように育てる手間を省いたために、
個々における負担はバラバラになってしまった。
進度もモチベーションもバラバラ
そんな中で私が行ったのは、連絡をマメにとったことぐらいである。
仮でもなんでもいいから、締め切りを設定する。
(もちろん少し早めの設定)
そして、確認の連絡をとる。
締め切りまでに終わりそうならよし、終わらないなら一先ず事情を聴き、仕事をこなしきれないと判断したならば、他の者に仕事をまわす。
これの繰り返しだった。
人間関係が多少悪くなるのは無視した。
無視しなくてはやってられなかった。
しかし、その無理も長くは続かず、結局は自分で最終調整を行った。
極論、自分一人で行った方が早いのは自明であった。
全体で一つのモノをつくるには
コツがいると感じる。
それは、みんなの意識(モチベーション)を1つに集めること、
それと、一人でやれる範囲を分かっておくことだ。
前者は理解しやすいと思う。
後者に関しては、正直な話、
副代表として1年やった自分でも分かり切ってはいない。
ただ、なぜこれが大事なのかの訳は説明できる。
それは、タスク管理や仕事の振り分けをする際にとても重要だからだ。
自分という人間は一人である。
同様にしてメンバーは誰一人として替えがきかない人材である。
折に触れたように、能力もキャパも充てられる時間も異なる。
理想は、その差を一人一人把握して、その都度調整することだ。
しかし、私という人間は一人だ。
限界がある。
そういうものを感じる瞬間が必ず訪れる。
そうしたらどうするのか、簡単だ。
他の仲間を頼ればいい。
正確に言うなら、タスクの振り分けを段階に分けるのだ。
グループをつくる。
タスクの振り分けはグループ単位で行い、
個人単位でのタスクはグループ内に一任してしまうのだ。
しかし、これの注意点はグループ内でのコミュニケーションを怠ると途端に回らなくなることだ。
一人一人が責任を負って仕事にプライドをもつしかない。
意識という目に見えないことだが、これが案外重要だと感じた。
これはあくまで
自分で考えて行動するように促し、一つの目標に向かって皆を導くことを良しとして掲げるリーダーの場合に限る。一人一人の考えにどこまで干渉し、コントロールしようとするのかは、後々の者の匙加減であるため、参考程度に受け取ってもらえると有難い。
これらは、どれも当たり前のことだ。当たり前が一番難しい。
最後に賛辞を
ミンギョ さん
全体のデザインを考えてくれ、またお店の内観パースを描いてくれました。
これまでの山形R不動産としての殻を破る、いいデザインだと思う。
今回のMAP制作のMVPはあなたです。帰省の中、ありがとう。
りな さん
マップデザインを調整してくれたました。
的確な仕事はとても助かった。ありがとう。
花音 さん
掲載店舗のアイコンを作ってくれました。
各店舗のロゴやイメージに合うユニークなデザインをありがとう。
遥 さん
裏表紙のレイアウトをやってくれました。
インターン中の忙しい中、やってくれてありがとう。
最後は仕事を巻き取ってしまったことをほんの少し後悔しています。
栞 さん
表表紙のレイアウトをやってくれました。
一年生ながらキツイ仕事を与えたしまったこと申し訳ないと思う反面、やり切ってくれたその底力、感謝しています。ありがとう。
こゆき さん、露夏 さん
裏表紙の店舗紹介文を考えてくれました。
がっつり文章を削ったり改変してしまったこと、申し訳ない。
ただ、時間が迫る中、文章調整から簡単にレイアウト調整に移れたのは、紹介文が的確だったからです。ありがとう。
稀月 さん
内観パースのラフの描き起こしをやってくれました。
あなたの仕事がないと今回のMAPは今の形になっていません。
ありがとう。
その他、
取材店舗の情報の精査や配布を行ってくれた皆、感謝しています。
ありがとう。
筆者:加藤瑛人