MAP of JOURNEY 番外編〜地域と芸工大のつながり インタビュー〜
東北芸術工科大学では山形の魅力を芸術とものづくりを通して発信しています。そこで今回は芸工大で9月11に行われていた山形蔵王ビエンナーレの展示へ来ていただいた人々にインタビューを行いました。
Q&A
1人目にインタビューした女性は初めて芸工大に訪れ、息子さんと一緒に校舎とビエンナーレの展示をみた方です。
Q.あなたはどこで芸工大について知りましたか?
A.山形ビエンナーレの展示で知りました。
芸工大に来るのは、今回の展示が初めてです。
メディアなどで芸工大の活動は知っていました。
Q.芸工大に来ようと思った理由は何ですか?
A.息子がビエンナーレの展示に興味があってそれに
ついてきました。息子の進路先にもいいかもしれ
ないと思いました。
Q.芸工大の印象は?
A.校舎が立派で学生たちも芸術やものづくりをちゃ
んとできていてすごい。地域と色々な活動をして
いる大学だと感じました。学生なのに本格的に絵
を描いたり、製作したりしていてすごいと思いま
す。
このインタビューにより、外部から見ても、芸工大は地域との活動を積極的に行っている大学だという事が分かりました。
2人目にインタビューした男性は過去に会社の企画で芸工大と繋がりがあった方です、まだ大学に訪れたことがなかったため今回の展示をきっかけに訪れたそうです。
Q.あなたはどこで芸工大のことを知りましたか?
A.私が会社に勤めていた時に企画で新しいことをや
ろうと芸工大と協力し、デパートの婦人服売り場
のフロアのデザインの企画をやっていました。
企画は結局通りませんでしたが。
Q.芸工大の印象は?
A.身近な人やメディアから多くの活動を知り、活動
的な大学だと感じました。デザインに興味がある
人が行く大学だと思っています。
でも、デザインするだけではなく商売に結び付く
ことも重要だと思います。
このインタビューから私は、芸工大が現在、地域と様々な活動を行えているのは、先輩たちが頑張って地域との企画や活動の経歴を積み上げてきたからではないかと推測しました。
また、「デザインするだけでなく商売に結び付くことも重要」という言葉からはデザインの仕事の大変さを物語っていると思いました。
記事の都合上、掲載させていただいたのは、お2人でしたが、他にも様々な方にインタビューを行いました。ビエンナーレの開催期間のため、展示をきっかけに大学を訪れた方は多かったですが、芸工大を知ったきっかけは、やはり地域との活動をメディアで見て知ったことという方が多かったです。
次に、芸工大と周辺地域とのつながりの一活動例をご紹介します。
[こども芸術大学]
こども芸術大学は、東北芸術工科大学が運営する
認定こども園です。
こども芸術大学認定こども園では、あそびを思う存分楽しみ、しなやか「心」、生きる喜びの源となる「感性」「表現」を大切に育んでいるそうです。
私は、そんなこども芸術大学と関連性ある建物に、偶然にも入る機会がありました。
そこがJINS白山店になります。
JINS白山店では芸工大と協力し、店舗で眼鏡を売るだけではなく、アートギャラリーが設けられています。
私が訪れた時にも、実際に窓側の方に設けられたアートギャラリーにこども芸大の幼稚園児たちの描いた絵が展示されていました。
小さなデザイナーたちが描いた絵により、店舗に個性が生まれて良いと思いました。是非、皆さんも足を運んでみてください。
今回のインタビューと調査によって、外部から見ても芸工大が地域との活動を積極的に行っている大学だという事を知ることができました。
メディアや活動とのつながりから大学を知った人が多いため、これからも地域との活動というものは大切にしていくべきだとも感じました。
実際に、私もメディアなどで大学が地域との活動を率先して行っているのを見て、魅力を感じ、入学を決めたため、芸工大と地域のつながりはこの大学の魅力の一つであると私は思います。
文:山形R不動産 1年 佐藤仁