クシュタール社のセブン&アイHDへの買収提案 - 買収金額引上げの再提案
クシュタール社が買収金額を引き上げの報道
昨日の日経新聞でセブン&アイの件でクシュタール社が買収金額を引き上げた旨の報道がありました。
セブン&アイも次のとおりプレスリリースを出しています。
https://www.7andi.com/library/dbps_data/_material_/localhost/ja/release_pdf/2024_1009_ir01.pdf
「本日一部報道があったとおり、当社がアリマンタシォン・クシュタール社から法的拘束力のない非公開の再提 案を受領したことは事実」と書いてあります。
プレスリリースには記載はありませんが、新聞報道によれば買収価格は1株18.19ドル(約2,700円)ということで、買収総額は7兆円規模のようです。前の提案は総額6兆円でしたが、大きく増えていますね。
セブン&アイはクシュタール社の初期的な買収提案に対して、前回、買収金額が適切ではないと回答しているわけですが、クシュタール社は買収金額をアップしてるわけですので、単純に考えるとセブン&アイの特別委員会はスタンドアローンで、今回のクシュタール社の買収金額である1株当たりの買収価格を上回る事業価値を算出し、それを株主にいかに説明できるかがポイントになるかと思います。もし、この説明が出来れば買収提案に反対ということになるのだと思います。
本日はセブン&アイの第2四半期決算の発表ですので、恐らくクシュタール社の関係での何らかの施策の発表もあるのだろうと想像します。その場合には新聞でも大きく取り上げられるのだと思いますが、noteでも記事を投稿したいと思います。