2022年11月6日みやこステークス(GⅢ)予想
みやこステークスとは
みやこステークスとは、JRAによって東京競馬場で開催されるGⅢのレースです。
みやこステークスは、京都競馬場・ダート1800メートルを舞台に3歳以上・別定重量の条件で争われます。
なお、2020年、2021年に続き本年も京都競馬場整備工事による開催日程の変更により阪神競馬場で行われます。
傾向分析
みやこステークスは2010年に創設され、同年の優勝馬トランセンドや2012年2着のニホンピロアワーズが秋のダート王決定戦であるジャパンカップダート(現チャンピオンズC)を制覇しました。
阪神開催だったここ2年も、一昨年の優勝馬クリンチャーは後に重賞を3勝、昨年の優勝馬メイショウハリオが今年の帝王賞を制し、このレースの上位馬がその後も活躍を続ける傾向が続いています。
今回は、休止された2018年を除く、2012年以降の過去9回の結果を中心に傾向を探っていきます。
前走別成績
過去9回の前走別成績を見ると、太秦Sの勝率42%が目を引きます。しかも、現在3年連続で同レースからの臨戦馬が優勝中なので、今年も前走が太秦Sだった馬がいたら注目しておくべきでしょう。
また、ラジオ日本賞組とエルムS組も勝率が30%台となっています。前記した3レースはいずれもダート1700メートルもしくは1800メートルで、前走がJRAで行われたオープンクラスのダート1700メートルまたは1800メートルのレースだった馬は、その他のレースからの臨戦馬を含め活躍しています。一方、シリウスSと地方のレースから臨んだ馬を合わせると出走馬の約4割を占めているにもかかわらず優勝がなく、単勝1番人気に支持された馬が4着以下に敗れたケースが4回もあるので過信禁物と考えたいですね。
JRAのオープンクラス・ダート1700メートルから2000メートルのレースで3着以内に入った経験の有無別成績
過去9回の3着以内馬延べ27頭中25頭は、JRAのオープンクラス・ダート1700メートルから2000メートルのレースで3着以内に入ったことがある馬でした。この経験がなかった馬は3着内率5%と厳しく、オープンクラスでのダート中距離実績に欠ける馬は割り引きが必要でしょう。
阪神・ダート1800メートルで行われた3歳以上オープンクラスのレースにおける4コーナーの通過順別成績
2012年から2021年の間に阪神・ダート1800メートルで行われた3歳以上オープンクラスの計12レースについて調べると、4コーナーを3番手以内で通過した馬が12レース中9レースで優勝しており、3着内率も46%と優秀です。一方、同4番手以下だった馬は2着が9回あるものの、3着内率は11%と大きく水をあけられています。
阪神・ダート1800メートルで行われた3歳以上オープンクラスのレースにおける前走の4コーナーの通過順別成績
続いて、前走の4コーナー通過順も調べてみると、3番手以内と4番手以下で好走馬の頭数はさほど変わらないのですが、好走率は3番手以内だった馬が大きく上回っています。このことからも、4コーナーを3番手以内で通過できるような脚質の馬は評価を上げるべきといえそうです。
優勝馬の、同年のオープンクラスのダートのレースにおける成績と3着内率
過去9回の優勝馬のうち、2015年のロワジャルダンを除く8頭は、同年に行われたオープンクラスのダートのレースにおいて連対経験があった上、3着以内に複数回入っており、3着内率が75%以上でした。年明け以降にオープンクラスで安定した成績を残している馬が勝ち馬の有力な候補になりそうです。
出走予定馬
11月5日時点の出走馬と人気、予想オッズ等を確認して条件に合う馬を確認していきます。
予想
過去の傾向から、まず前走と実績から選んでいきます。
◎5番 ウィリアムバローズ
〇3番 オメガパフューム
▲12番 ハギノアレグリアス
△10番 ブリッツファング
☆13番 ヴァンヤール
以上のように予想しました。
まとめ
最後にこの記事の要点をまとめました。
前走がダート1700または1800メートルのレースだった馬は活躍している
オープンクラスでのダート中距離実績がある馬には注目
4コーナーを3番手以内で通過した馬が好走している
いかがでしたでしょうか?
OPのダートで実績出している馬が少なくて絞り込みが難しいですね…、直近の成績が安定しているウィリアムバローズとオメガパフュームはどちらか軸に入れたいところです。
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