2022年11月27日京阪杯(GⅢ)予想
京阪杯のとは
京阪杯とは、JRAによって阪神競馬場で開催されるGⅢのレースです。
コースの特徴
芝1200メートルのコースで、内回りコースを使用しますが、3コーナーから4コーナーは半径が大きいのでスピードに乗ったまま走ることができます。
短い直線で素早くトップスピードに乗れる瞬発力と、スピードに乗ったままコーナーを回れる器用さが要求されます。
傾向分析
秋の短距離王決定戦・スプリンターズSは終わりましたが、翌年の大舞台を見据えた戦いは既に始まっています。
スプリンターズSを連覇するなど一時代を築いたロードカナロアや、その産駒で2021年の高松宮記念を優勝したダノンスマッシュが重賞初制覇を飾り、飛躍への足掛かりとしたのが京阪杯です。
前走別成績
過去10年の前走別成績を調べると、オープン特別組が3着以内に10頭入っていますが、ここ5年はとその成績に陰りが見られます。近年は芝1200メートルの重賞から臨んだ馬の活躍が増えており、2018年から2020年はキーンランドC組が3連勝しています。昨年はスプリンターズSからの臨戦馬が3着以内を独占しています。
過去2走以内に3勝クラスのレースで優勝した経験の有無別成績
過去10年の前走別成績では、前走が3勝クラスだった馬が5頭馬券に絡んでいます。
それに2走前に3勝クラスのレースを勝っていた馬も加えると、近2走で3勝クラスを勝利していた馬は11頭が3着以内に入っており、3着内率は35%に達しています。オープンクラスに昇級した直後の馬でも十分勝負になりそうです。
単勝人気別成績
過去10年の3着以内馬31頭中11頭は単勝10番人気以下と、伏兵の活躍が目立っています。
2桁人気馬が馬券に絡まなかったのは2015年と2019年の2回だけで、阪神競馬場で行われた2020年もジョーアラビカが12番人気で3着、昨年もエイティーンガールが10番人気の低評価を覆して勝利を収めました。今年も下位人気馬の台頭には注意を払うべきでしょう。
3着以内馬の阪神・芝コースでの成績
阪神競馬場で行われた過去2年の3着以内馬のうち、2020年2着のカレンモエを除く5頭には、阪神・芝コースでの優勝経験がありました。10番人気以下で好走したジョーアラビカとエイティーンガールも阪神・芝コースで2勝を挙げていたので、前評判にとらわれずコース適性を重視して予想を組み立てる手もありでしょう。
出走予定馬
11月26日時点の出走馬と人気、予想オッズ等を確認して条件に合う馬を確認していきます。
予想
過去の傾向から、まず前走と3勝クラスの優勝経験、さらに阪神・芝コースでの優勝経験から選んでいきます。
◎13番 ジュビリーヘッド
〇7番 ファストフォース
▲4番 スマートクラージュ
△5番 テイエムスパーダ
☆12番 ヴァトレニ
以上のように予想しました。
まとめ
最後にこの記事の要点をまとめました。
近年は芝1200メートルの重賞から臨んだ馬が好走している
単勝人気が二桁の不人気馬の活躍が目立つ
オープンクラスに昇級した直後の馬でも十分活躍する可能性がある
いかがでしたでしょうか?
荒れるレース展開も予想されるので、下位人気馬に注目したいところです。