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アイツの心を射抜きたい弓道部エースの私と新入部員ちゃん
皆さん、初めまして
井上和と申します。
乃木坂高校に通う高校2年生
弓道部に所属していて、皆からはエースと
呼ばれたりもします///
〇〇∶なに照れてんの?
井上∶別に、なんでもない!
〇〇∶ふ〜ん(笑)
今、私を小馬鹿にしてきたのは
幼馴染の新庄〇〇
小学校からずっと一緒で
何故か、いつも私に付いてくる
別にイケメンでも無いし
勉強も運動もイマイチ
良い所を探すのも難しいような奴だけど
私の初恋で今も片想い中の大好きな奴
〇〇∶なぁ、昨日また告白されただろ?
井上∶えっ!なんで知ってるの?
〇〇∶何年一緒にいると思ってるの?
和の事はなんでも分かるよ
井上∶なにそれ!?なんかキモっ
〇〇∶キモがるな!(笑)
〇〇∶返事はしたの?
井上∶断ったよ
〇〇∶また?このままなら和は一緒彼氏できないんじゃない(笑)
井上∶うるさい!
井上∶(なんでも分かるなら気付いてよ…)
遠藤∶皆、お疲れ様〜
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井上∶さくらさん、お疲れ様です!
遠藤∶和ちゃん、お疲れ〜😊
井上∶はうっ!可愛すぎる♡
〇〇∶そろそろ慣れろよ(笑)
賀喜∶ごめん!遅れちゃった!
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遠藤∶もうかっきー遅刻だよ!
賀喜∶ごめんね、さくら✨
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遠藤∶今度から気をつけてね///
井上∶今日も、かきさくが尊い…
〇〇∶あの二人の前ではオタクになるんだよな(笑)
??あの〜すみません
賀喜∶ん?
??∶弓道部はここで良かったですか?
賀喜∶うん
??∶私、1年の長嶋凛桜と言います
弓道部に入部したくて
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遠藤∶もちろん大歓迎だよ!
長嶋∶良かった、これからよろしくお願いします
〇〇∶新入部員なんて珍しいな
井上∶そうだね
長嶋∶あっ!
〇〇 井上∶ん?
長嶋は井上の方向に駆け寄っていく
長嶋∶先輩の弓を射る姿に一目惚れして
弓道部に入りました!
井上∶あ、ありがとう///
長嶋∶是非、指導お願いします!
井上∶私なんかで、良け
長嶋∶〇〇先輩!!
〇〇∶え?俺?
長嶋∶はい、先輩に憧れてました!!
〇〇∶ど、どうも
長嶋∶仲良くしてください!連絡先交換しましょう!
〇〇∶え、あぁ…
井上∶ちょっと待ったー!!
井上∶凛桜ちゃん、いきなりすぎるよ!
まだ、会ったばっかりじゃん
長嶋∶そんなの関係ないです!
私は〇〇さんが大好きなんです!
井上∶だ、だ、大好きってその…
長嶋∶お付き合いしたいです!!
井上∶お付き合いーーー!?
賀喜∶これは、凄い展開になったね
遠藤∶う、うん
長嶋∶〇〇さん、私とお付き合いしてくだい!
〇〇∶そんないきなり…
長嶋∶だめですか?
〇〇∶だめというか…
井上∶(なんで、断らないの…)
長嶋∶〇〇さんの事、大好きなんです!
お願いします!!
〇〇∶えっと…
遠藤∶このままだと、二人付き合っちゃうかもね
井上∶…
長嶋∶〇〇さんしか考えられません!
井上∶…
長嶋∶〇〇さん、お返事ください!
〇〇∶えっと…
〇〇∶(どうしよ…でも、こんなに僕の事好きになってくれる人なんていないよな)
〇〇∶じゃあ、よろし…
井上∶ダメーーーーーーーーーーーーーーー!!!
〇〇∶な、和?
遠藤∶ニヤッ
井上∶〇〇は私の〇〇なの!!
違う人の物になるなんて絶対やだ!!
〇〇∶和…
井上∶凜桜ちゃんの好きより
私の好きの方が絶対大きいもん!!
だから、だから嫌だよ〇〇(グスッ)
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〇〇∶凜桜ちゃん、ごめんなさい
やっぱり僕、和が好きみたい
井上∶〇〇…?
〇〇∶和が僕を好きになるなんて、あり得ないと決めつけて、好きな気持ちに気付かないフリしてた
でも、やっぱり和が好き
井上∶〇〇、本当に?
〇〇∶うん、和僕の彼女になってください
井上∶うん!〇〇大好き!!
長嶋∶あぁ〜上手くいって良かった
井上∶え?
〇〇∶え?
賀喜∶え?
長嶋∶凜桜、上手く出来てたかな?
お姉ちゃん
遠藤∶うん!上手だったよ!
〇〇∶はい?
遠藤∶皆、ほんとごめん!
これ全部お芝居なの
長嶋∶すみませんでした…
井上∶どういう事ですか?
遠藤∶私ね、和ちゃんの気持ちにずっと気付いてて
どうにかして二人を結ばせてあげたくて
私なりに考えて、それで妹の凜桜に協力して
もらって
井上∶そういう事だったんですね
井上∶ていうか、さくらさん妹居たんですか!?
遠藤∶うん、居たよ
井上∶なんで、今まで隠してたんですか?
遠藤∶秘密主義なんだよね、お母さんからの遺伝かな(笑)
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賀喜∶言われてみれば、凜桜ちゃん
さくちゃんのお母さんに似てる
〇〇∶でも、名字違いません?
井上∶確かに!
??∶説明しよう!
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五百城∶名字が違うのは、この作品の作者が最初は違う展開を考えたが、上手く書けず途中で姉妹設定を思い付いた為なのである!
賀喜∶何はともあれ、めでたしめでたしって事だね
遠藤∶うんうん
長嶋∶はい!
井上∶鈍感な〇〇のせいで10年間も片想いだと思い込んでたんだから!
〇〇∶ごめんて
井上∶なにが、和の事はなんでも分かるよだ!
〇〇∶これからは、和の気持ちを読み取れるように頑張るから
井上∶じゃあ、今私が〇〇にして欲しい事分かる?
〇〇∶う、うん
チュッ
井上∶バ、バ、バカ///なにしてるの!?
〇〇∶あれ?違うかった?
井上∶わ、私は好きって言ってほしかっただけ!
〇〇∶ごめんごめん(笑)
井上∶もう///ばか!!
井上∶(結局、また私の心を射抜かれちゃった///)