面接に来たバブちゃんが可愛すぎるので、不採用にしようと思います。
俺の名前は伊藤〇〇、大学3年生
大学生活の傍ら陽気なマスターが営む
喫茶店でアルバイトしているのだが…
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マスター∶〇〇君!ちょっと良いかな?
〇〇∶はい、なんでしょう?
マスター∶実は今日、新しいアルバイトの子の面接があるんだけど、ちょっと急用が出来ちゃったから
代わりに面接してくれない?
〇〇∶えっ…嫌っすよ、そもそも俺より美空の方が向いてるんじゃないですか?
美空∶私はダメだよ〜
〇〇∶なんでだよ?
美空∶だって、私が接客してないとお客さん減っちゃうじゃん♡
〇〇∶はは…(笑)
美空∶愛想笑いやめろ!
マスター∶とにかく〇〇くん、お願いね!じゃあ行ってきマントヒヒ〜
美空∶はは…(笑)
1時間後
カランコロンカラン
〇〇∶いらっしゃいませ
??∶あの、アルバイトの面接で来たんでしゅけど
〇〇∶でしゅ?
??∶すいません、緊張しちゃって
〇〇∶じゃあ、とりあえずこちらへどうぞ
俺は面接をする為、休憩室に案内した
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〇〇∶じゃあ、始めますね
履歴書は持ってますか?
??∶はい!よろしくお願いします!!
高校球児の挨拶並の勢いで履歴書を渡してくる
〇〇∶あ、ありがとうございます(笑)
え〜っと、小川彩さん 高校1年生
彩∶はい!!
ここで〇〇はある事に気付く
〇〇∶(ていうかこの子…)
〇〇∶(めちゃくちゃ可愛い!!!)
彩∶どうかしましたか?
〇〇∶あっ、すいません
面接を続けますね、じゃあこの店で
アルバイトしたい理由はなんですか?
彩∶お家から近くて、お給料が高いからです!!
〇〇∶(素直ー!!!)
〇〇∶なるほど(笑)
まぁ、お小遣いも必要ですよね!
彩∶はい!いっぱい働いて大好きなトマトをたくさん食べてまんぷく星人になりたいです!!!
〇〇∶(可愛すぎるー!!まんぷく星人て何!?)
〇〇∶じゃあ、今までアルバイトの経験はありますか?
彩∶はい!少し前までケーキ屋さんでアルバイトしてました!!
〇〇∶(前のアルバイトまで可愛い…)
彩∶でも、クビになっちゃって…
〇〇∶えっ?
彩∶なんか、彩が働きだしてから男性のお客さんが増えすぎて、女性に人気のお店を目指してるのに
店のイメージに合わなくなったって…
〇〇∶(可愛さで営業妨害してる…)
彩∶でも、このお店ではクビにならないように頑張ります!!
〇〇∶(なんだ、この可愛さは…もし採用して一緒に働いたりしたら仕事に集中出来なくなるかもしれないな…)
〇〇∶(ここは、心を鬼にして不採用にしよう!)
彩∶一生懸命頑張るので、よろしくお願いいたしまちゅ…します!!
〇〇∶う〜ん…ちょっとね〜
彩∶もしかして、ダメですか?
〇〇∶そうですね…
彩∶なんでですか?彩、何か失礼な事しましたか?
〇〇∶失礼というか…
〇〇∶(可愛すぎたというか…)
彩∶うっ…うぅ
〇〇∶あっあぁ…泣かないで!!
彩∶だって…うぅ
〇〇∶(どうしよ…)
??∶ちょっと!〇〇!お客さん増えてきたから手伝って!!
〇〇∶ごめんごめん、美空
美空∶その子が、面接に来た子?
〇〇∶うん、でも不採用にしようかと…
って、あれ?
美空∶か、か、か、か、か、
〇〇∶か?
美空∶可愛いいーーーー!!!!!!
〇〇∶えっ?
俺が止める間もなく美空は彩ちゃんに飛びかかる
彩∶な、なんですか…
美空∶可愛いね〜可愛すぎ〜
もう、即採用!!明日からいや、今から働こう?
〇〇∶いや、勝手に決めるなって!
美空∶彩っていうんだ!じゃあ、あーやだね!
私はくぅちゃんって呼んでね!!
彩∶はい!くうちゃん!!
美空∶あーや!!!♡♡♡♡♡♡♡
〇〇∶聞いてねぇな…
美空∶♪AYAって彩じゃないよ
あっ
やっぱり
彩可愛い
彩 あっ
やっぱり
彩可愛い
美空 彩∶あっ
やっぱり
彩可愛い
〇〇∶なんか、オリジナルソング出来た…
マスター∶ただいマントヒヒ〜
って、なにしてるの?
〇〇∶色々ありすぎて、説明する気力が残ってません…
無事?彩ちゃんは採用され、美空と共に楽しくアルバイトに励み、お給料でまんぷく星人になったそうだ。