20代で「先生」という仕事
こんにちは。「英語学習・指導の軌跡」です。
今回は20代を先生として働いてみて私が感じた難しさについて書いてみようと思います。他のお仕事をしている方にも少しでも共感頂ける部分があると幸いです…!
「本来の自分」と「先生である自分」
先生という仕事は、「こうあるべき」という理想像が世の中でも共有されている仕事の一つであると私は思っています。
目指すべき像がなく、自分でロールモデルを見つけていかなければならない仕事と比べると、その点で分かりやすく、どんな言動をとるべきかも想像がつきやすいと思います。
一方で、理想像に自分を近づけていく過程は、時に辛いこともあります。
私の場合は、担任をやっていた期間は自分のこと(私生活等)は後回しで生徒のことを最優先に考えており、「生徒のためなら」と思って走り続けていました。そのおかげもあり、3年ほどすると周囲からも信頼されるようになり、先生らしい安定感もでてきたと自分でも実感できるようになりました。
しかし、同時に「本来の自分」を少しずつ忘れかけている感覚もありました。自分は将来何にチャレンジしたいのか、一生同じ仕事をしていたいのか、結婚したいのかなど「自分の人生」に関する質問には、お手上げ状態でした。「〇〇すべき」を考えすぎて、「○○したい」が分からなくなってしまっていたのです。
「本来の自分」を20代で忘れないために
以下のことを通してして、私は少しずつ「本来の自分」を思い出すことができました。
「担任」以外の業務に携わってみる。
やったことのないことにチャレンジしてみる。
引っ越しをしてみる。
1については、状況によっては難しいこともあるとは思いますが、2と3については比較的取り組みやすいかと思います。2については、できれば海外でやったことのないことをしてみるのがおすすめです。例えば、ホテルの洗濯機を調べながら使ってみたり、乗ったことのない交通機関を利用してみたり、散髪にいってみたりなどです。
1~3に共通しているのは「新しいこと」に触れるということです。
幸いなことに、私は1~3を1年間で経験をすることができました。
私は、その過程で気づいた自分自身の感情の動きを少しずつノートに書きだしていきました。
そのおかげもあり、今では前よりも「自分は何者か」を理解できていますし、「未来や夢」についても少しずつ語れるようになりました。
職種に染まることで得られるの学びは計り知れないことも理解しながら、自分を見失わないように、これからも「チャレンジ」を続けていきたいです。