子供に漫画とゲーム見せまくるつもり
私は子供に「漫画とアニメが見たい、ゲームがやりたい」と言われたら、思う存分見させてやりたいなと思っています。
というのも、私自身が親からこの3つを大変厳しく制限されながら育ったんですね。
親としては「この3つを制限しときゃ勉強するだろう」と思ってたのかもしれませんが、
その親の意に反して私は全くのアホに育ち、どう考えてもその教育法がうまくいったとは思えんのです。
同級生は幼稚園の頃から週刊少年ジャンプを兄弟で回し読みしていて、小学生になった頃には相当な数の漢字が読めてました。
私は親から「赤毛のアンを読め」だの、『トムソーヤの冒険』や『十五少年漂流記』などを無理やり読まされましたが
『赤毛のアン』は、石板を同級生の頭に叩きつけて真っ二つに割るシーンしか覚えてませんし、
トムソーヤの冒険は、有名なペンキを塗るシーン(ペンキを塗りたくない主人公がわざと楽しそうに作業をして通りかかった友達に興味を持たせて手伝わせる)しか覚えてませんし、
十五少年漂流記は、今思えば、子供たちだけで無人島に漂流したら確実に死人が出る大事件に発展するであろう状況なのに、平穏無事に大団円を迎えるあたりさすがは児童文学だなと思わざるを得ません。
ちなみに十五少年漂流記のリアルバージョンが(死人が出る)『蝿の王』です。こっちのほうが子供の漂流物としてはよっぽどリアリティーある。
そして、嫌々読んだのでもちろん読解力もついてまへん。
そして、そんなに世界の児童文学に触れてほしいなら、アニメの「世界名作劇場」を見せてくれればいいのに「絵だから」という理由で見せてもらえませんでした。
いやあの、海外ロケハンまでして作画の正確さに裏打ちされた『アルプスの少女ハイジ』はどうなるんだ。そして高畑勲の『赤毛のアン』は文学表現を高畑節でアニメーションに昇華した不朽の名作と言われています。
そして、あの黄金期のジャンプを読めなかったのは
今思い返しても人生ソンしたなと思えてなりません。
ドラゴンボールとかスラムダンクとかジョジョ、ワンピースって、日常生活の中で劇中のセリフを言ったり、好きな登場人物で自己紹介したり、必殺技で会話したり、漫画でありながらも、もう文学作品に匹敵するくらいの現代人必須の一種の古典、教養と言ってもいい。
まあ、そんなこんなで、頭ごなしに漫画はダメとは言えないし、
むしろ漫画をガンガン読んで字を早く覚えればいい、
友達の間で流行ってるゲームはどんどんやって友達間でコミュニケーション取れればいい、
アニメも見ればいいし、プリキュアで主人公の熱い想いに心打たれるのも立派な鑑賞だと思っています。