自衛隊生活〜入隊直前編〜
市役所で見つけた陸上自衛隊のパンフレット。興味本位で読んでみました。そこに書かれていたのは、自衛隊とはどんなところか、どんな職種があるか、手当ては、給料はなどの情報でした。一般企業とあまり大差ない情報です。その中で、目に止まったのは衣食住を補償され且つ働きながら、資格が取れるという点です。そして入隊形態が3つあるという事です。
市役所で見つけた陸上自衛隊のパンフレット。興味本位で読んでみました。そこに書かれていたのは、自衛隊とはどんなところか、どんな職種があるか、手当ては、給料はなどの情報でした。一般企業とあまり大差ない情報です。その中で、目に止まったのは衣食住を補償され且つ働きながら、資格が取れるという点です。そして入隊形態が3つあるという事です。
1つ目は、幹部候補生という入隊方法です。試験合格から入隊していきなり幹部の地位スタート。自分の中ではこれは論外でした。なぜなら、背負う責任が大きすぎるからです。市役所の臨時職員の自分がいきなり幹部、試験の難易度はともかくすぐに壊れてしまうと思いました。
2つ目は、一般曹候補生という入隊方法です。おそらく、この入隊方法が一番オーソドックスだと思います。民間で言う所の正社員です。一生続ける覚悟を持った人間がこの方法で入隊します。陸曹が約束されているコースです。試験を受ける回数制限がありません。自分もよく調べなければこの方法で入隊していたと思います。
最後は、自衛官候補生(自候生)という入隊方法です。個人的にはこの入隊方法が一番おすすめです。民間で言うと頃の契約社員です。一般曹候補生と違い期限付きの自衛官です。任期中、に陸曹の試験に合格しなければ、退職となります。1任期が約2年、2任期が約4年です。大きく違う点が2つあります。
①昇任する速さです。
自衛官というのは入隊すると階級が与えられます。一番下の階級が陸士、陸曹、陸尉、陸佐(詳しくいうと長くなるので割愛)。一般曹候補生は入隊してすぐに2士という陸士の階級が与えられ自候生よりも早く1士となり陸曹試験を受けることができますが、自候生に2士が与えられるのは入隊して3ヶ月後のためその間の階級はなく試験を受けることができません。
②任期満了金(任満金)の制度です。(この制度が一番大きいと思います。)
これは一般曹候補生ではなく自候生のみの制度です。自候生は1任期が終わると続けるかどうかの選択を迫られます。辞める選択をすると転職活動の斡旋を自衛隊側が協力してくれます(一般曹候補生には斡旋はありません)。 続けるを選択すると、2任期目に突入です。任期を続けるかどうかに関わらず自候生には任満金が支給されます。簡単に言うと退職金のようなものです。1任期を終えると自候生は1度退職という扱いになります。
1任期55〜60万円 2任期150万円
また、最初から2任期を続ける気でいるなら、1任期目をあえて貰わず2任期退職の時にまとめてもらうことができます。その時は、階級も上がっているため多くの任満金が支給されます。ちなみに、自候生から陸曹目指し見事陸曹になった時、陸士の時に任満金を貰っていたならば、その方が定年退職するときにもらう退職金が減額されています。
つまり任満金とは退職金の前借りのようなものです。
以上が自衛官の入隊方法です。志が高ければ幹部候補生を受験するべきです。しかし、迷いがあるならば自衛官候補生が良いと思います。個人的には後者です。自分の進む道を見直すことができる。
自分も現在、4年目の任期自衛官です。もうすぐ退職します。退職する人間からのアドバイスです。辛い、苦しいなら迷わず逃げましょう!
P.S ほとんどが自衛隊入隊の紹介になってしまいました。申し訳ありません。🙏
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