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StableDiffusionとAnimatediffの進化 クリエイターと生成AI
前回の記事でも終盤にAnimatediffで生成したアニメーションGIFを掲載しましたが、あれから更に進歩して、より自然なアニメーションやフレーム補間技術を応用して長尺の動画が作れるようになりました。
今回はそれらを紹介したいと思います。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118070517/picture_pc_d584b78459921b4e3164271ba6c5ec2a.gif?width=1200)
事前に最適化することでグラデーションやマッハバンドを感じさせず、
色鮮やかな動画が生成できます。
更にアニメーションGIFではなくH264 mp4動画ファイルが作成可能になりフレーム補間技術を組み合わせることで、フルカラー(24Bit)でファイルサイズが軽量な動画が生成できました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118070984/picture_pc_7518eb4a4b46298ee863f43e73900de4.gif?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118071026/picture_pc_2033a0bf1dccff933e27af9c9d5eed59.gif?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118071046/picture_pc_3c4a058882c0689646e0be2b5cdcad45.gif?width=1200)
どれもハイクオリティかつ自然な色合いで驚きました。
更にこちらがイラスト向けデータセットを用いて作成したアニメ風動画です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118071528/picture_pc_63f148d90d7ebd04bdc5288f2fe41abc.gif?width=1200)
お買い物をする女の子の様子を魚眼レンズ風の表現で動画に出来ました。
今回はワイド比率やアップスケーリング技術を組み合わせることで、生成AIでも自然でハイクオリティなアニメーションを作ることが出来ました。
僅か数ヶ月前まで画像が生成出来るだけで私は驚いていたのに、今日では動画まで生成できるようになり、生成AI技術の進歩の速さを実感しました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118072108/picture_pc_0d47467b661b255b691db16d273769bb.gif?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118074176/picture_pc_ffdf48c86265585139220d4ce3b78c6b.gif?width=1200)
生成AIが瞬く間に進歩し、家庭のパソコン(私のパソコンのGPUは4万円程度の民生品 RTX3060 12GB)や、無料のGoogleColab(Colaboratory)でも高解像度画像や自然な動画を生成できるようになったのは素晴らしい事です。
自分で絵が描けなくても、制作費用が捻出できなくても、今は僅かな時間と電気代で動画を生成出来る。
そして「AIに人間の仕事を奪われる」と騒がれる昨今においても、まだまだ生成AIに出来ることは限られているので、今現在アニメーターやイラストレーターや動画制作を職業にされている方も、生成AIと敵対するのではなく、むしろ生成AIに触れていただき、生成AIならではの突発的な”ぎこちなさ”や”不自然さ”をインスピレーションにして、我々がまだ観たことのない素晴らしい映像作品を制作される糧にして頂きたいです。
ご覧頂きありがとうございました。