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ハノイへ弾丸旅行

序章

普通なら、旅行当日はハイテンションのはずであるが、自ら五黄殺方面であるベトナムへ行くためテンションが上がらない。
この年、九星の中で五黄土星の私には、東南アジアは、最悪の方角らしい。
何故、出発する直前に方位学を知ってしまったのか!ため息をつきつつも早朝、九州新幹線からビールをあける。

私がairplaneを予約したのは12日前で残りわずかとなっていたので満席を覚悟していたものの、前列ガラガラ。さすが通常運賃。3シート独占状態。横に寝て移動だ。
おいおい五黄殺よ!甘い汁を吸わせて後で落とすというのか。まさにヤクザがやりそうな手口だ。

日本を離れて‪4時‬間でノイバイ空港に到着。入国審査を終え、タクシー乗り場へ向った。ここは亜熱帯地帯。飛行機でも飲んだくれたことから、アルコールの匂いがプンプン💦さらに、雨季のためか湿度も高くアルコール付の変な汗をかいてしまう。
私は美しき国・日本で生まれてしまったが故に、もはや日本人ではないフリをする。

早速、タクシーに乗り込むと、アルコールの匂いが臭いのか、私の発音が悪いのか判らないが、とにかく愛想が悪いドライバーで、しかもラジオの音がうるさいし、やたらとクラクションを鳴らしやがる。五黄殺の呪いがいよいよやってきたのか。無事にホテルに届けてくれるのか心配である。

空港からは日本のODAで建設したと思われる高速道路を通った。いたるところに日本の国旗マークがあった。

どうだドライバーよ!私は日本人であることに誇りに思う。頼むから安全運転で行ってくれ。

予定のホテルに到着し、何故だか微笑みをくれる。何?私は、余計なドンを支払ってしまったのか?
私は礼儀正しい国・日本で生れてしまったが故に、一言「thank you so much」と・・・。


さて、海外で滞在する際にホテル選びは最も重要である。どこをランドマークにするか、そこは移動しやすい場所なのか、ホテル環境等、予約する際は神経を使う。
Booking.comの口コミを信頼した私は結果的に大正解であった。ウェルカムドリンクにフルーツでおもてなし。
首都ハノイのホン川沿いという、日本で言うなら上野御徒町から上野恩賜公園を望めるホテルみたいな場所である。

さて、ここまでは、五黄殺の影響は受けていない。一旦シャワーを浴び、身を清め、塩を舐めてからハノイの街を歩き回ることにしたい。



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