石巻桃生茶について
・桃生茶の起源
今からおよそ400年前、仙台藩初代藩主伊達政宗が殖産振興のために領地内でお茶の栽培を奨励しました。そのような歴史的背景もあり、宮城県はかつて全国有数のお茶の産地でした。石巻市桃生町もお茶の産地のひとつで、かつては桃生町一帯でお茶づくりが盛んにおこなわれていました。
・希少性について
現在、桃生茶を生産している農家は「鹿島茶園」の一軒を残すのみとなり、生産量も限られています。そのことから桃生茶は幻のお茶とも呼ばれ、希少価値が非常に高いです。
・良質な茶葉
桃生茶は北上川流域の肥沃な土地と、山林に囲まれた茶畑で栽培されています。北限のお茶とも形容される、東北の厳しい寒さに耐えて育った茶葉は肉厚で、しっかりとした味わいが特徴です。爽やかなお茶の香気と渋みの少ないまろやかな味わいで非常にバランスの良いお茶です
・桃生茶の活用事例
近年、この希少な桃生茶を活用して様々な商品開発がされており国内外より高く評価されています。有限会社ファーム・ソレイユ東北が展開する東北初の国産紅茶ブランド「kitaha」は2019年G20大阪サミット首脳夕食会、2023年G7広島サミット首脳夕食会において、国内の和紅茶として唯一メニューに選出されています。
このほか、お茶のあさひ園では桃生茶をより身近に手軽に楽しめる商品として「石巻桃生茶リーフティーカップ」を開発しました。急須が無くてもお湯や水を注ぐだけで本格日本茶が楽しめる商品です。