新型コロナと戦争とサプライチェーンとインフレーション

2020年半ばに新型コロナウイルスの影響で世界のサプライチェーンが混乱。
各国企業がパンデミックの為に活動停止

都市のロックダウンの影響
・トラック運送の停止
・上記影響により牛乳などの生鮮乳製品、果物や野菜などの生鮮農産物の破棄が発生
・移動制限による移民等の低賃金労働者の不足

結果、世界的な収穫低下となる。

その後も世界各国で天候不順等の環境問題の影響で農産物の収穫量が減少した。
・大豆輸出量世界一のブラジルは2021年に深刻な干ばつが発生
・中国においても、小麦生産量がこれまでで最低限のレベルまで減少

以上により、パンデミックの影響で各国の食糧安全保障の関心が高まり、将来的な欠乏に備え主要穀物の備蓄の積み上げや輸出制限等も発生し、グローバル市場への供給が絞られ原料高によるインフレ基調が顕著となった。

元ネタ
ロイターを記事を参考に
※後で詳細な記事の続きがある事に気づきましたが、書いてしまったので。。

以下よりなんとなく得ていた情報をもとにした主観です。

新型コロナウイルスに対するワクチン接種が進んだことにより、各国で規制緩和が進みグローバル市場は回復傾向にあった。

しかしながら、2022年2月にロシアがウクライナ侵攻を開始。ロシアが主要原油輸出国であったことから原油市場価格が上昇、また西側諸国がパイプラインを通じてロシアからの天然ガス輸入に頼っていた事から天然ガス市場価格も上昇した。

西側諸国と米国が協調しロシアへの経済制裁、軍事支援を行うが、ドイツを始めとした西側諸国はロシアへのエネルギー資源の依存度が高く積極的な制裁処置には中々至らなかった。しかしながらロシアがポーランド、ブルガリアへのガス供給停止を断行。結果、米国をはじめ西側諸国がウクライナ支持を明確にし、ロシア産の原油輸入停止などのロシアへの経済制裁を強化した。また、g7においても5月15日に協調した経済制裁を決定した。

ロシアと友好関係にあったUAE?が静観しつつも、世界各国の圧力によりOPEC?にて増産政策に転換するが、以前エネルギー市場は不安定な状態が続き、原油価格等の化石燃料価格や、サプライチェーンの混乱による小麦等の主要穀物価格が上昇し、世界的にインフレ基調が決定的となった。

パンデミック発生後、金融緩和政策を行っていた米国FRBは新型コロナの収束の目処がたった事から2021年12月?より米国FRBが緊縮政策に転換し段階的に金利を引き上げており、戦争の影響や中国の新型コロナ対策失敗の影響もあり社会情勢が不安定であることから安全資産であるドルへの資金流入が加速、世界的にドル高基調となる。

日本においては、金融緩和継続(0金利政策)を維持した結果円安が急速に進み、また原油高等のエネルギー価格上昇、穀物価格上昇によるコストプッシュによるインフレ基調が明確となった。

円安は輸出企業に有利ではあるが、原油、穀物類等の原材料費価格上昇のインフレ発生により効用が相殺されており、今後の景気への影響が懸念される。

かしこ
データ裏付けは保留。。


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