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努力が嫌いなのか、努力という言葉が嫌いなのか

努力が嫌いです。


だって途中でめんどくさくなるんだもん。


ものすごく幼稚な言い方だけど、実際そう。


努力せず、だからといって効率化もせず甘やかして中途半端にし続けたから、今のわたしはとても幼いのだと思う。


努力って何だろう

そもそも何を以て努力とするのか。勉強がメインの学生時代は「嫌なことを頑張り続けること」なんてイメージを抱いていた。多分、今もそのイメージが強いけれど、当時よりは薄れたかも。美容系の投稿を見ると、対象は嫌なこととは限らないしある程度楽しみと両立できると思えるようになったから。


だから、今のわたしの努力の定義は「目標達成のために何かをコツコツ続けること」かな。苦楽は伴うけれど、その程度はあまり重要じゃないと思う。


努力に関連してる?わたしの嫌いなこと

この記事タイトルはいつものように努力できない自分への嫌悪が止まらなくなったある時にふと浮かんだこと。


なんか言葉にとらわれてるのかなと思った。自分を正当化したいだけの気がするけれどとりあえず考えてみよう。


1.やりたくないこと


基本自分がしようと思わないことはしたくない。最低限のことしかする気ないから質を求めるなら他を当たってほしい。
苦手な科目の勉強は本当に嫌で試験勉強しようとしたら涙が止まらなくなったこともある。といってもこれは大学生時代の話で、それまでは「出来るようになるまで終われません!」なんて自ら耐久戦を課しそれが楽しい人間だった。どうしてこうなった?

2.義務感


「ああしなさい、こうしなさい」とか、とにかく命令・強制されることが大嫌い。
「理由やメリットは何?本当にそうなる保証はどれくらい?」
それがわからないとする気にならない。
自分が「やりたい、やろう」と決めたことでも「やらなきゃ」になった途端やる気が全ロスト。だから2週間以上続けられた記憶が無い。風呂上がりや寝る前のストレッチも体調悪くなった途端終わってしまう。

3.他人の目


下手な自分を見られるのが怖くて嫌だ。言わないだけで絶対見下されている。あきれられている。冷やかされている。
そんな被害妄想が止まらない。
昔、わたしが趣味に没頭している場面に出くわすと母が毎回のように言ってきた。「あんたも好きだねえ」と。
当の本人は何も考えずに言ったのだろう。このことも覚えていないだろう。
ただ、わたしの脳ではこの言葉ははじめから「下手くそ」に変換されていた。上手だったらこんな言葉はかけられないから。
合奏サークルで自主練ができなかったのも、未だに精神的な仕切りを感じられない空間で勉強できないのも、本当に心を許した相手の前でしか歌えないのも、全部このせい。
とにかく「できない」を見られたくない。



考えて思ったのは

プライド高いなあ・・・・・・


プライドだけで何も伴ってないなあ・・・・・・


一旦社会的に打ちのめされるしかないな・・・・・・という感想が真っ先に出たが、本題はそこじゃない。


おそらくわたしの努力嫌いの最大の要因は「下手な自分が嫌いで見られたくない」。嫌いだから上手くなりたくて頑張ってみるけれど途中から義務感が先に来て続かない、いつまで経っても上手くならない、そんな自分がどうしようもなく嫌い、上手くなりたくて・・・・・・の無限ループ。


ここまで直そうと動くこともなくほったらかしているんだから、結局苦しみたくないだけの甘ったれなんですけど。


今の自分が定義づけた「目標達成にむけて何かをコツコツ続けること」の「続ける」ができていない、というか現状嫌いに近付きつつあるから、そういう意味でわたしは「努力嫌い」なのだろうな。


ただ、今までこれが全くできなかったわけではない。先に書いたように高校生までの自分は自らに耐久戦を仕掛けてハイになるような狂行をしていた人間だ。そこに大きな苦痛は無かった。傍から見ると高いハードルを設けて問題をやり込んでいるだけだから「努力家」と評されたこともある。でもその時のわたしに「努力」や「頑張っている」という感覚は全く無かった。楽しんでいただけだから。言ってしまえばただの愉悦だ。


結論:どちらかというと「努力」という言葉が嫌い

これに尽きる。あのように定義づけたにもかかわらず、どうしてもわたしの脳内では「続ける=頑張る=苦しい」の式が強く残って消える気配が無いから、現状努力嫌いではある。ただ、高校生までの愉悦勉強法は定義に則るなら努力だけれど、頑張っているとは全く思わなかったら、努力そのものは100%嫌いとは限らない。
「努力」が脳内に浮かんだらほぼアウトだろう。もし当時、周りの評価に対して「自分は努力しているんだ」と思ったら続かなかった可能性もある。



わたしは「頑張っているか」よりも「愉しいか」の方がずっと大事なんだ。

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