意志の強さだけでは続けられない健康習慣

2025年1月11日 12:18

「努力を続けるには強い意志が必要だ」と聞くと、「やっぱり自分には無理かも…」と思ってしまう方もいるかもしれません。
特にミドル世代になると、若い頃のように無理が効かなくなり、健康への意識が高まる一方で、なかなか行動に移せない自分に嫌気が差すこともあるでしょう。

でも、安心してください！
意志の強さだけで健康的な生活を続けられるわけではないのです。

健康的な行動を妨げる「障壁」とは？

オーストラリアの研究では、健康的な生活を送ることを妨げる要因について、31歳の男女を対象に調査が行われました。
その中で挙げられた障壁の例には、次のようなものがありました。

また、「健康的な食事をしよう」と自分に言い聞かせることが難しい、「運動を続けよう」という気持ちを保つのが難しいと感じる人も多くいました。

これらの障壁を見て、あなたはどう思いますか？
きっと「自分にも心当たりがある」と感じる方が多いのではないでしょうか。

この研究では、特に「意志力が不足している」と感じることが、健康的な行動の大きな障害になると分かりました。
しかし、興味深いのは、健康的な生活を送れている人の中にも、「意志力が足りない」と感じる人が一定数いたという点です。

つまり、意志の強さそのものは絶対的な条件ではないということです。
特に男性では、脂質の多い食事を好む人ほど「意志力が足りない」と感じる傾向が強く見られた一方で、健康的な生活を送ることに成功している人もいたのです。

健康的な行動を続けられるかどうかは、「意志の強さ」だけで決まるわけではありません。
むしろ、意志力が不要になるような仕組みづくりが鍵となります。

例えば、こんな工夫を取り入れてみてはいかがでしょう？

私たちミドル世代にとって、健康的な生活を送ることは一生ものの課題です。
ですが、その道のりは決して「意志力」だけに頼らなければならないわけではありません。

自分を責めることなく、できることから少しずつ始めてみませんか？
今日の小さな一歩が、未来の健康を大きく変えるかもしれません。