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都会のネズミたち


ただいま金沢二十一世紀美術館の
コレクション展で展示されている作品です。

おいしいなぁ〜、次はどこの店狙おうかな🎵
ハンバーガーをゲット!ひとりじめ〜✌️


ここではクマネズミが主役。
殺鼠剤(ワルファリン)に対して
耐性を身に着けて子孫を増やし
複数のビルへと勢力を伸ばして
飲食店のみならず、一般家庭にまで出没し
社会問題化した「スーパーラット」がテーマ。
空間芸術のアーティスト集団である
Chim↑Pomの作品です。

4匹のネズミが宴たけなわ✨
そして
3台のモニターが彼らの生態を映し出している。

スタッフの捕獲シーンでは
虫取り網で数匹捕まえたり
集積ゴミをバシバシ叩いた下から
2,30匹が一斉に逃げ出したり。

1匹のネズミが
路上のハンバーガー(仕掛けたか?)を
引きずって、食べて、咥えて逃げるシーンも↑

↑ショーケースのモデルの画像もありますよ👍


しかし
ネズミさんたちから
こんな言葉が聞こえてきそう。

「僕たちは悪いことしてないよ。悪いのは食べ物を捨てて粗末にする人間だよ!」

と、言うでしょうね。


なぜクマネズミが
スーパーラットとなり得たか。

・知能が高く、警戒心が強いので殺鼠剤を見つけても摂取しない(周囲にいる仲間たちを観察する)。
・殺鼠剤を摂取しても死なない(子孫が更に殺鼠剤に対する抵抗力をつけた)。
・運動能力に優れ、肉球に滑り止めとなるヒダがあり、登攀能力がある。

故に街の飲食店のキッチンのみならず
周辺のビル内にまで
テリトリーを広げてきたのである。


但し、怖いもの知らずのネズミ軍団も弱点あり。

・ハッカ、ミント
・ユーカリ
・ワサビ
・トウガラシ
・ニンニク
・チリパウダー
・天敵(特にネコちゃん)
・煙(バルサンも良い)

以上が苦手だそうだ。


ここで私のネズミ談を。

私の母方の祖母は
福岡市のど真ん中で、小さいながらも
自宅兼用で
小料理屋と麻雀屋を営んでいた。

周りにも飲食店が軒を並べていたので
ネズミがたくさん居着いていただろう。

母が幼少の頃は
イヌとネコを飼っていたそうだ。
子ネコが生まれると
どさくさに紛れて子ネズミが
母ネコの乳を吸っていたという。 

祖母は大黒様のお使いだからと
ネズミを殺さなかった。
それでも不思議なことに

「保健所の検査の時は
    ネズミが1匹も出て来んちゃが!」

うーん、センサーが働くんですかね?


その祖母の生活の場に
私は何回かお泊りしたが
当然、ネズミの姿があった。
1匹や2匹ではない。

麻雀台の下から
でっかいドブネズミが出てきた時は
腰を抜かした。
就寝前に消灯したと同時に
天井近くの棚を横切ったヤツもいた。
そこは過去に数匹現れていた。
ドブネズミに比べたら
体がやや小さく黒い。
クマネズミか。

ということは…

同じ場所に2種類のネズミがいた!

ってこと。
よくそんなとこで 
私たちは平気でごはん食べてたよな。

もっとも
彼らはこちらには近づかないので
同じおふとんで
一緒に寝ることはなかったのだが😁😜


                もえぎ

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