青春、
ずっと好きで見ている芸人さんが、
芸人になってからがずっと青春
みたいなことを言っていて、そういえば私に青春と呼べるものってあったっけ、、と思い振り返ってみた。
一般的に"青春"は高校生活など学生生活のことを指すのだと思う。
中学高校生活はそれなりに楽しかったが、勉強しかしていなかったので、仲間との青春とかそういうのとは少し違う気がする。
大学生活はラジオが友達で、青春とはかけ離れていた。
大学を卒業してからの2年間はとにかくダラダラ過ごしていた。中高の同級生以外に友達と言える人はいなかった。
2年間のフリーター生活を終えるころ、お小遣い稼ぎにコンセプトカフェで働き始めた。
始めは女子だけの職場に馴染めるか不安だったが、慕ってくれる年下の先輩や年下の同期も出来、楽しかった。
自分を推しだと言ってくれる人を、がっかりさせたくなくてそれなりに努力もした。
今までしてきた仕事の中で1番努力したと思う。
隔週で開催されるイベントの衣装選び、営業時間外のDM返信、
バレンタインイベントの時は10人くらいのお客さんに全て別のスイーツを作って手紙も添えた。
他に誰もそこまでしてる人はいなかったけど、その結果初めての生誕イベントは100万円を超える売上になった。
もちろん上手くいかないこともあった。
自分を推してくれていたお客さんを怒らせて、D長文のお叱りDMをもらったことも、
お店の不手際でお客さんを失いそうになって必死にフォローしたこともあった。
それでもお店の友達に励まされてなんとか走りきった2年間だった。
この容姿にしては大分頑張ったと思う。
振り返ってみるとこのコンセプトカフェで過ごした2年間が私にとっての"青春"だった。
今は正直少し知識があれば誰でもできるやりたくない仕事をしているので、あの"青春"がとても恋しい。
少なくとも私を推しにしてくれたお客さんの中には私じゃないとダメな理由があったのだと思う。
もう戻ることはないけど、たくさんの物を頂いた尊いじかんだった。