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世界自然遺産・屋久島備忘録
『1ヶ月に35日雨が降る』と言われるほど雨の多い屋久島。
しかし、約1週間の滞在期間中、一度も雨に見舞われることはありませんでした。これはスゴイ。
というわけで、久しぶりに秋の屋久島を満喫してきたので(※仕事)備忘録がてらつらつらと書いてみたいと思います。普段は室内で過ごすことの多い出張期間中、珍しくあちこち出かけてみました。
大川の滝
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普段は少し離れた場所から眺めるだけでしたが、今回は思い切って滝壺の近くまで行ってみました。
雨後の水量の多い時だと滝が二股に分かれるのですが、この日は晴天続きだったので一本でした。
水飛沫が心地よい。
滝から続く清流も、ずっと見ていられるほどに美しく澄んでいます。
西部林道
残念ながら写真はなし。
ここは沿岸部で唯一世界自然遺産エリアに含まれる場所で、車や徒歩で通ることができます。
なぜ写真がないかというと、道中あちこちでヤクザルの集団に出くわしたためです。
写真撮りたいけど目を合わせたら襲われる危険性が→ノールックで撮影できるほどの腕はない→写真諦める
という残念な流れ。
とはいえ可愛いヤクシカに遭遇したり、クワズイモを見て同行者と「トトロのやつ!」と大騒ぎしたり、なかなか楽しい時間を過ごせました。
ヤクシカは食べても美味しかった(後述)です。ごちそうさま。
屋久島の海
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寄せてはかえす波のように〜(稲葉浩志『波』)
海をボーッと眺めているだけで癒やされます…。
同行者は珍しい緑色のシーグラスを発見していました。私も探すが見つからず。日頃の行いのせい?
春田浜のように岩場でゴツゴツした浜もありますが、砂浜もあるのが屋久島の妙。
島のご飯
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地元の方に教えてもらったお店で晩ご飯。屋久鹿肉の塩茹ではほんのり塩味がついていて、ワサビで食べると臭みもなく美味でした。きっとお酒に合うんだろうなー。※この日は車だったのでノンアルコールビールで我慢
九州の甘い醤油に漬けたクリームチーズも、ほんのり黒糖のような風味とキツすぎない塩味が脳内妄想焼酎にバッチリ合うw
食べすぎ&お喋りが楽しすぎてお腹いっぱいになりました。
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こちらは同僚が買ってきてくれたパッションフルーツスムージー。
普段飲みつけない小洒落た飲み物ゆえ、無駄にキラキラのエフェクトかけてます。
パリパリの種が入っていて食感も面白く、飲んでみたら予想外に優しいお味で美味しくいただけました。前回飲んだタンカンラッシーといい、屋久島のフルーツは前面に出過ぎていないのが好き。
風守るガジュマルの木
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複雑に絡み合うガジュマル。
その名前の由来は諸説あるようですが、一説には『風守る』から来たというものも。
ガジュマルを見ると、南国に来たという実感が湧きます。
近くの無人市でパパイヤ売ってたのも南国っぽかった。
屋久杉と素敵な植物たち
ラストを飾るのは、やはり屋久島の代名詞!屋久杉でしょう。
もちろん仕事で来ているので、勝手に縄文杉登山するわけにはいきません。ですが島の奥深くに分け入らなくとも、お散歩気分で屋久杉を拝める場所があるのです。何て素敵。
体力に自信のない者同士が連れ立って、いざ散策へ。
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険しいコースもあるようですが、一番初心者向けのコースをのんびり進みます。
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伐採跡かな?
何と言うかこう『もののけ姫』よりは『天空の城ラピュタ』みのある雰囲気。ロボット兵が埋まってそうです。
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こちらは『千年杉』です。
縄文杉や大王杉、紀元杉等と比べると遥かに若くシュッとした印象ですが、よく考えると平安時代から生きている可能性のある杉(樹齢は千年ほどだと言われていますが、数百年とする説もあるらしい)だもんな…。間近で見るとやはり風格があります。
屋久島では樹齢千年を超える杉だけが『屋久杉』と呼ばれるのだとか(世界遺産検定の時に勉強した)。
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コダマがいそうな素敵スポット。露がそこかしこで輝いていて宝石のよう。
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我が名はアシタカ!とか叫びそうになります。
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何か可愛い『双子杉』。
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こちらは『くぐり杉』。文字通り、分かれた幹の下をくぐって進みます。
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信じられないくらい透明度の高い清流の上に架かる吊り橋。ただ歩くだけでもけっこう揺れます。これはそこはかとなく怖い。
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ほんの数十分の散策、なのに何となく心が浄化された気がするのはひんやりと澄んだ空気と水、それに静かな、けれど豊かな自然のおかげなのかな。
いつか、死ぬまでにきっと、縄文杉に会いに行きたい。
皆既月食にも偶然出会えた屋久島の旅。
今度は仕事以外で行きたいものです…。