じゃり豆

みなさまはご存知でしょうか?
このかわいいお豆が目印のスナック菓子の存在を。

なんとも小さいお豆の正体は、ひまわりの種、かぼちゃの種、アーモンド。見るからに体にも良さそうなこのお菓子と出会ったのは3.4年前。駅ビルの中に入っている、成城石井的なスーパー(なんて名前だっけなぁ)での事。
まだ若干授乳もしていたので、食べるものに気をつけなければと思いつつも、スナック系のお菓子を欲していたわたしは"体によさそうだし、なんならまずいかもしれないから、そんなにパクパク食べずに済むかも"という謎の気持ちで購入。おもいのほかおいしくて、すぐに食べきってしまった。優しい塩味と甘味、油で揚げていないからかとても軽い口当たり。また買おうとあまり日を置かずに買いに行ったが、もう売り場から消えていてショックを受けたのを覚えている。その後もいつものスーパーではもちろん、ちょっとおしゃれスーパーに行く際は必ず探したが見つからなかった。だんだんどんな商品か忘れてきてしまい"うそでしょ?あれはまぼろし、、、?"と半ば諦めていた今日この頃。
先日、日帰りで行った伊香保温泉のお土産コーナーの角の方に、見覚えのある黄色いパッケージが。うそでしょ!!と思わずつぶやいてしまった。(心の中で)
温泉まんじゅうやかわいいぐんまちゃんグッズには目もくれず、迷わずジャリ豆の袋に手を伸ばす。
息子も一緒の男湯組はまだ来ない。先に一杯やりながらジャリ豆を食べつつ待ってようかとも思ったが、運転もしてくれている旦那さんを思うとさすがに良心が痛むので断念。お土産屋さん内をウロウロしていたらようやく2人が出てきた。
2人のドリンクを用意して、休憩どころはいそいそと向かう。トートバックから"じゃーーんっ!"とジャリ豆を出すが、2人にはこの気持ちは5%も伝わっていなかっただろう。
それでもよいのだ。1人満足気に袋を開ける。そしてみんなで仲良くジャリ豆を食べた。息子も気に入った様で、「もういっこ!」とおかわりを要求してくる。やはり分かるかい。と思いながらもう1袋ずつ食べた。

なんだろう、待ち焦がれていた会いたかったものに思いがけずに出会えたこの気持ちは。嬉しいだけでは物足りない。出会えてよかったというと大袈裟だが、確実にわたしのテンションを爆上げしてくれた事に間違えはないだろう。

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