地域おこしのスタートラインに立つ前の話
人が減って寂しくなっている地域を、少しでも盛り上げることができたら面白いんじゃないかな
と思ってこれから島でプロジェクトをすることになりました。
それに先立ってとある講義を受けたときに、自分が少しショックを受けた、というか、足りてない視点がいっぱいあったので、いくつか書き出してみたいと思います。
1つ目は「自然が豊かで、食べ物がおいしくて、街の人が優しい」のは日本全国どこの田舎も同じだということ。
めっちゃ「確かに」って思いました。地域の魅力をアピールしようと思うと、今あるリソースをどう売り出していくかに焦点を当てがちだけど、実情はそのリソースの中身がどこも似たり寄ったりであることが多い。どうすればその地域独自の価値を提供できるのか?本当に難しいなぁと思います。
2つ目は、人口が減っていることが本当に悲しいことなのか、という疑問。
私たちは「人口減少」と聞くと本能的にネガティブなイメージを持ってしまいます。でも、小さなコミュニティだとしても、生み出せる幸せの形はあるのではないか、ということ。
高度経済成長のとき、先人の方々は人口増加に合わせてインフラを整え、住みやすい環境をを作ってきました。これからはその反対で、人口減少に対応して、新たな街づくりを提案していけばいいだけの話かもしれない。
3つ目は、移住政策は人の奪い合いになりうること。
当たり前ですが、自分の街に移住してくる人が増えるとき、同時にもともと住んでいたどこかの街では人がいなくなっています。それが東京発とかなら良いんですが、必ずしもそうとは限りません。
人口減少が日本全体の課題としてある中で、自分の地域だけ人が増えればいいのかと問われると、簡単にYesとは言えない。。。
ということで、今回は以上です。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。