バリー
バリー。
俺の大学の同期である。
そして寮の同期。
1年生の最初の講義での自己紹介で、俺は彼が気に食わなかった。
その後付き合う友達も違っていたから、3年生になるまでほとんど口をきいたことはない。
寮でも同じ1年生だったが、部屋のあるフロアが違ってたし、寮内でも付き合いのある人たちが違っていたから、寮でも話していなかった。
バリーと名付けたのは、俺である。
ブギウギマンジミー・バリアントから名付けた。別にバリアントに似てたわけでもないが、バリーはバンドやってたから、ブギウギマンだw
また、彼は最初の自己紹介でジミーと呼んでくれと言ってた。俺はそれも気に食わなくて、友達にならなかったのだが。
ジミーだからバリーw
これ書くので検索したら、ジミー・バリアントは、引退したがまだ81歳で御存命だった。
俺はバリーの彼女をクイーンとか女王様と呼んで、3年になってから話すようになった。
バリーはクイーンの彼氏だから、俺の話は色々聞いていたらしい。俺の派閥は、飲んだ勢いでウケ狙いでクイーンをクイーンと呼ぶ事にしたのだった。彼女は、入学した時テクノっぽい髪型だったので、テクノと呼んでいたのだが、その日からクイーンになった。
俺たちは全員、ひざまづいて、彼女手の甲にキスをした。臣下のキスである。
そして、クイーンと呼び始めたのだw
バリーと話したのは、4年の春の寮での新歓コンパだった。
俺はこの時、ベロンベロンに酔って、周りの人たちにペットボトルで頭を殴らせていたw
プロレスラーは、ペットボトルなんか平気と言うわけだw
その時、バリーが近くの席にいて、大いに盛り上がった。バリーも喜んで、俺の頭をペットボトルで殴っていたw
互いになんで今まで話さなかったのか?こう思うくらい話が合った。
そして、新歓コンパ終わりまで痛飲して、それからは寮内で俺の部屋や食堂で飲むようになった。
俺は3階で彼は4階に住んでいたので、付き合う人間も違っていた。
で、バリーはギターやってたから、寮内のバンドしてた人とかが集まっていた。その連中もうちの部屋にも遊びに来るようになった。みんなそれまでは、あまり接点の無かった連中だが、バリー抜きで俺とサシで飲みに行ったりするようになった後輩もいた。
バリーとの交友関係は、新たな人たちや店との関わりを生んでくれた。
バリーは卒業後は実家に帰った。その後は、何度か手紙を交換したが、いつしか没交渉となってしまった。何してるかな?