人生の敗残者だ!
大学四年生の時の話である。
俺のいたサークルの上級生には、俺が新入生の時に四年生だった人が、ふたり七年生で残っていた。大学は八年居られるからw
ちょうど俺たちが内定出て、卒業見込みなが出た後、サークルのコンパがあった。
俺たち4年生の男子は1人を除いて、卒業見込み出てたし、内定も承諾した後だった。
女子は全員卒業見込み出て、内定も取れていた。
だから、後輩からもおめでとうございます、ってお祝いムードだった。
だが、俺が1年の時の四年生だったSは、その時点で留年が決まっていた。8年生確定だったのである。
俺は彼とは1年の時から仲は良かった。彼の弟と交えて飲んだこともあった。
だが、その頃には俺は彼の卒業しようともしないで遊んでいる姿勢に、敵意すら抱いていた。
で、隣の席にSが座って来て、話し出した。
俺は酔っていたのもあり、ムカつきを口に出してしまったのだ。
「あなたは、人生の敗残者だ!一体何年学生してるつもりなんですか?」
Sは、「そうだよ!俺は人生の敗残者だ。だが、仕方ないだろう!」
ここで、他の奴が話を他に誘導して、俺たちの会話はそこで終了した。
流石に先輩に人生の敗残者だ!と決めつけたのは、若さゆえの発言だったなぁ。