武雄
武雄。
世代的に知らない人が多いだろうが、柳沢きみお氏の昭和の作品で、朱に赤というのがある。
翔んだカップルの後に少年マガジンに連載された作品である。
俺の高校3年の時だったかな。
今はKindle unitedで全巻読むことが出来る。
この作品の主人公が、武雄である。
大学の同期のウォン・チュン・キムくん←あだ名で、プロレススーパースター列伝のブッチャーの師匠の名前に由来。の地元の高校の友達が、武雄とあだ名されていた。本名は俺は知らないが、ウォンくんの友達からは、武雄と呼ばれていた。
その暗さが、殺人を犯してしまったと思い逃亡生活送っている武雄の暗い表情と同じだったらしい。
この実在の武雄は、一浪の後、大学に合格して上京したのだが、部屋を借りずにウォンくんのアパートに居候していた。だからウォンくんの友達とも知り合ったのである。
武雄は漫画の武雄みたいに不幸な男で、生田駅に自転車止めて置いてたら、サドルを盗まれてそこにネギが刺してあったりした。
サドルを買い直す金がなくて、しばらく立ち漕ぎで自転車乗っていたw
またサークルに入ったら、同じ学年の女の子からおにぎり作って貰ったそうだ。
ちょうどウォンくんのアパートに女の子に振られたばかりのチクナイが来ていて、武雄が女から握って貰ったとおにぎりを出したのをみて、「ムカつくなぁー」と叫んで、おにぎりに上からパンチを叩き込み続けたのだった。
武雄は更に暗い顔をして、その潰れたおにぎりをたべたのであった。
確か武雄の暗いエピソードは、もっとあったはずだが、大学時代の話で、俺は武雄は話でしか知らないから、これしか記憶はしていない。
ただ、朱に赤が好きでコミックス買ってたから、覚えているのである。
この後、武雄はウォンくんの友達の傍若無人ない行為などに白旗を上げて、引っ越していくのであった。
武雄はまだ存命だろうか?
ま、会った事ないけどw