見出し画像

ライターを始めて1年。 2024年をふりかえる

ライター最初の1年間

子供の学費のため、自身の経済的自立のために在宅で始めたライターの仕事。この12月でちょうど1年が経ちました。この1年をサラッと振り返ってみようと思います。

まずはクラウドワークスに登録し、どのような仕事があるのかのぞいてみることから始めました。ライターとしての仕事はおろか、パソコンを使った仕事も初めての私。「50代になってできるのか?いや、日本人なんだから文章が書ければできるだろう。国語はそこそこ良い成績だったし」という安直な考えでスタート。

ところがライター募集リストの内容がよくわからない。「文字単価って何?支払い方式って?SEO?BtoBって何??なにこれ、こわい!」と頭を抱え、まずはクラウドワークスが運営するライティングコースを受講することにしました。

仕事を始める前にお金を払って勉強することには少々抵抗がありましたが、「勉強したらバリバリ稼いですぐに元を取ってやる!」という意気込みでスタート。初級コースから中級、上級へと進み、その後は取材ライティングコースやWordPressコースも受けました。学べば学ぶほど、「あれもこれももっと学びたい」と感じるように。

コースを受けながら、少しずつ案件の受注もできるようになりました。クラウドワークス内のライターゼミにも参加し、先輩方にアドバイスをもらったり文章を添削してもらったり。少しずつ、「ライターとはこういう仕事なのか」という理解が深まっていきました。

5月ごろ、noteでふと目にした「東京報道新聞ライティングコンテスト」。締め切りまで1週間しかありませんでしたが、「経験として挑戦してみよう」と友達の息子さんのアーティスト活動を取材し、応募。今見返すと文法的に怪しい部分も多々ある文章でしたが、運よくテーマが評価され佳作を受賞。これがご縁で、今では東京報道新聞の記事下書きや取材記事の作成で経験を積ませてもらっています。WordPressも少し勉強しただけで「使えます!」と無邪気に宣言してしまいましたが、実際には初心者丸出し。未熟なことを受け入れ、「嘘つきましたね」と笑いながら指導を続けてくれる社長さんには本当に感謝しています。

さて、この1年でライターをして良かったことと困ったことをまとめてみます。

ライターを始めて良かったこと

ライティングが楽しい

文章を書くこと自体が楽しいと感じています。若い頃から日記を書くことが好きだったこともあり、表現を工夫したり構成を考えたりする作業は性に合っているようです。何時間書いていても苦になりません。

新しいことを学べる

この1年で身につけたスキルは、自分でも信じられないほど多いです。WordやGoogleドキュメント、Canva、WordPressなど、これまで触れたことのないツールを使えるようになりました。オンラインで仕事が完結する便利さにも日々感動しています。

AIの活用

AIの賢さにも驚かされました。ライティングのサポートだけでなく、わからないことを質問すれば即座に答えてくれる。その中でも特にChatGPTには何度も助けられました。人生相談までしてしまうほどです。説教臭くないのでその辺のおばちゃんに相談するより元気になります。

頭が良くなる

ライティングを通じてさまざまな情報に触れる機会が増えました。そのおかげで物事をより広い視野で考えられるようになった気がします。両親から「最近、しっかり話すようになったね」と言われたのは、思わぬ副産物です。

ライターを始めて困っていること

低賃金問題

初心者ライターが直面するのは文字単価の低さです。初案件は文字単価0.7円。1000文字書いて700円。しかも1時間で書けるはずもなく、キーワードを20回以上入れるという無茶振り。なんとか10時間かけて完成させたものの、「これは割に合わない」と痛感しました。その後、「1円以下の案件は受けない」と心に決めました。

在宅ワークの中断

家で仕事ができるのはありがたい反面、家族や猫が何かと用事を言いつけてきます。何度も作業を中断されると、集中力も切れてしまう。とはいえ、収入面から「家事をおろそかにしてでもやるべき仕事なのか?」と問われると、言葉に詰まる部分もあります。

SNSが苦手

ライターにはSNS運用が必須と言われていますが、私はどうにも馴染めません。知らない人の発言や情報が次々と流れてくることに疲れてしまうのです。それでも、ライターを続けるためにはSNSとも向き合う必要があると感じています。

来年はどうしていこうか

この1年、「ライターとしてどうなっていきたいのか」を考え続けました。AI時代の到来やゴシップ記事の苦手意識から、自然と取材ライティングに興味が向いています。

また、自分の強みを作るために、障がい者の雇用、癒し、これからの日本の農業について学んでいくつもりです。

あれ?当初の目的「子供の学費、経済的自立」はどこへ行ったのでしょう?

気づけば、自分なりのライター道に夢中になっていました。


いいなと思ったら応援しよう!