紅生姜 新生姜と市販の梅酢で漬けてみた 自分好みのレシピ探しの旅とともに
こちらの記事で作りたいと書いてた紅生姜。やってみました。
やってみたいと思った最初は、やっぱり4seasonさんのこの記事から!
4seasonさんの手仕事はどれも真似したくなりますよね。紅生姜が自分で漬けられるなんて考えたことなかった!!と、あちこちレシピを巡りに行きました。
私の希望は、冷蔵庫が小さいから常温保存したいというもの。元々漬物って常温保存してたんだから、昔ながらの作り方であれば大丈夫なんじゃない?と調べる。私の好みのやり方を探したい。
紅生姜のルーツ
紅生姜のルーツから探る。
そうか、梅干しを漬けたときの梅酢をもったいないから使ったんだ。そりゃそうか。梅干しも漬けたことないけどいずれやってみたい気もする。昔は冷蔵庫とかなかったから常温保存できてたはずだよね。昔の梅干しって塩分高いんだっけ。梅酢は梅干しを漬けたらできるもの。梅酢の成分は……。
梅酢について
そうだ、そうだった、クエン酸だ。米酢は酢酸だったよね。お酢とは風味が違うのも納得だ。
昔ながらの梅干し
昔ながらの梅干しの作り方も目を通しておく。塩分18%だって。
梅干しにも、耐塩、耐酸の産膜酵母だけは増殖するんだね。糠漬けの表面に生えるやつ。あれは酸素が必要だから、ナイロンポリ袋とヒートシーラーで密封しよう。
昔の濃い塩分濃度で作られた梅干しの梅酢だったら、そのままドボンと生姜漬けるだけで紅生姜を作れて常温保存もできたかもね。
漬物を腐敗させない条件
漬物を腐敗させない4つの条件!!
水分を減らして、塩分15%以上、pH4.3%以下に保つと腐敗菌は増えないみたい。なるほど! 梅酢って酸性だけど、pHどれくらいなんだろ。
水分を減らす方法として、塩で下漬けする、天日干しする。その後、塩分濃度15%以上の梅酢で漬ける。ここで水分がさらに出て塩分濃度と酸性度が下がってしまうから、下漬け、本漬けと、梅酢を取り替えるレシピをよく見かけるんだろうな。
参考レシピ
調べたところ、下漬けの塩の分量がまちまちである。4%から25%。ふむ。まあ、水が出たらいいのかな。なんとなく10%にしておこうと思う。わかりやすいし。
スーパーに売っていた梅酢は塩分濃度20%っぽいから、この梅酢に最後に漬けておけばだいたい大丈夫でしょう。ではやってみますか!
材料
新生姜 (重さを測っておく)
塩 (新生姜の重さの10% : 1kgなら100g)
市販の梅酢 2回分 (1kgの新生姜に対して600ml3パック使いました)
干し網
ガラスの密封瓶
ナイロンポリ袋
ヒートシーラー
作り方
感想
え!! 想像以上に美味しいですよ!! 自家製紅生姜!!! スーパーでよく売ってるタイ産生姜で作られた紅生姜とは全く味が違う!!!
酸っぱい! ガツンと生姜のピリリ!! しょっぱい!! 歯触りが瑞々しい!! 梅酢の香りが芳しい!!!
試験休みで、食欲がない〜とゴロゴロしてた長男に1本だけ味見してみる?って渡したら、口に入れた途端に目を見開いて、うまい!!!と言い出して、小皿ごと持って行かれた。あれ? 一年も持たないんじゃないか……?? 第二弾を浸けるべきかもしれない……。
ああ、紅生姜漬けるのやってみてよかったぁ。ぜひ皆さんも!!! 昔の人って美味しいもの食べてたんだなぁ。
使った道具
生姜にハマってます