ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep45〜
第五章 シリア ダマスカス編
三十路センチメンタルジャーニー
ep45、たどり着くまで半日仕事 2006
デンジャーゾーンから開放され、「はー、とりあえず何となった」と思い一服していると、次は工事現場のおっさんが近づいてきた。えっ?今度は何?と思っていると僕の前に立ちはだかり、他の工事現場のおっさんに対し何か叫び始めた。
おいおい今度は何だと思っていると、大量に荷物を持たされる。え?どういうこと?と思っているうちに今度は大量のピザを持たされる。は?何事?という感じであったが、ついてこいとジェスチャーで指図され、ついていくとそこには沢山の現場仕事のオジサマたちがいた。
ここで気がついた。僕が持たされていたのは彼らの大量のランチ。そしてただ単に大量すぎて持てないから、たまたま一服していた僕を使っただけだった。先程緊張するシチュエーションだっただけに、良からぬことを連想していたが、ただ手伝わされただけであった。最初に来たおっさんは僕を見て笑ってる。そして、温かいチャイとピザを振る舞ってくれた。
そろそろ申請事務所に戻ろうと思い、工事現場のオジサマたちに別れを告げる。事務所に着いて「認可証はまだですか?」と聞くと「まだだ」との返事。しばらく警備の軍人さんとボディーランゲージで談笑していると、突然軍人さんを含め全員が起立して敬礼はじめた。
何事かと思ったら、ボテッとしたお偉いさん風のナイスミドルが敬礼している人たちに目も合わせず奥の別室に入っていく。どうやら僕の許可証はこのお偉方オジサマのランチを待たされていたようだ。
許可証を発行してもらうと、僕はそのままバスステーションに向かった。その後、路線バスに乗り、さらに別のバスに乗り換えて行かなければならない。つくまでに半日仕事である。
個人的感想としてはもっと行きやすくして沢山の観光客に見てもらったほうがプロパガンダの意味あるんじゃない??などと感じてしまうのだが、そこはやはり最前線ということなのか。クネイトラの町の外れまで来るとバスの中の乗客は僕一人となっていた。
まず手前の町(名前忘れた)に着くと国連平和維持部隊のオンパレードに迎えられる。真っ白な車体に「UN」のマーク。さらに奥に進むと途中国連フランス軍兵士のバリケード検問所を過ぎる。バスはどんどん奥に入っていく。気がつくと周りの風景はシリア軍の基地だらけとなっていた。ここで今度は軍のガイドが乗ってきて、パスポートとパーミットのチェックをする。というより、完全に僕一人のためのガイドになってしまっている。そして更に奥にある軍人が警備するゲート前まで移動すると、後は歩いて町の中を散策となる。
読んでくれた人へ
今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)
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