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ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep53〜
第六章 ヨルダン アカバ編
三十路センチメンタルジャーニー
ep53、日本のパスポートと黄門様の印籠
今日は一気にヨルダンのぺトラの街からエジプトのダハブまで行こうと目論んだ。ルートとしてはペトラ〜アカバ〜フェリー乗り場〜エジプトヌエバ〜ダハブである。
なのでまずアカバという港町に行かなければならないが、出鼻をくじかれるように、この街のバスターミナルではアカバ行きは無いと言われてしまった。理由は全くわからない。仕方がないので、ホテルのおやっさんに頼み、乗り合いタクシーを手配してもらうことになった。
しかし、ここでこの宿には自分ひとりしか泊まっていない事を考えると居ないこと考えると値段が気になる。おやっさんがタクシードライバーに電話をしてくれて、値段を訪ねるがやっぱりというかもちろん高い。なんとか交渉を進めるもこちらの足元を見られているのか形勢は不利の状態だった。それでも粘り倒して13JD。
まあ向こうの言い分だと通常タクシーを頼んでペトラからアカバまで行ったら25JDはするということで(たぶんうそ)ほかにシェアライドするツーリストもいないため、俺は大人だと自分に言い聞かせ、この値段にて折れる。
正直この値段払うならもう一泊しようかとも悩んだ末、明日にはバスがあるともいえない中、早く物価の高いヨルダンを出たいと考え出発することにした。バスとアカバから港までタクシーで行けば、およそ5〜7JDと考えると痛いが、こちらも大人パッカーである。望むところだ。
さあ、料金分楽しませてもらおうかと砂漠をぶっ飛ばすこと2時間半。アカバの町が見えてきた。そして国境も見えてきた。ここはイスラエル、ヨルダン、サウジアラビア、エジプトの四カ国がぶつかる交通の要所である。そのため来る途中、アメリカ系装備に身を固めた兵士が検問を3度も行っていた。少し緊張の面持ちでパスポートを見せるとウエルカム.ヤバーニーと笑顔で返してくれた。つくづく日本のパスポートは黄門様の印籠です。
国境のすぐ向こうに見えるのは、イスラエルのヘラートの街並み。そして海の向こうに見えるのがエジプトのヌエバ、さらに25キロ下ったところがサウジアラビアだ。実際エジプトにいくのには二つのルートがある。一つは今回僕が試しているフェリーを使ってエジプトに入るルート、そしてもう一つはイスラエルを陸路で抜けてエジプトに入るルートである。
ちなみに僕がイスラエルを抜けなかった理由は、パスポートにある。僕のパスポートにはとりあえずシリアのビザがばっちりと張り付いている。また、この後イエメンに向かうし、さらにもっと後にはイランを通ることにもなる。つまり、とりあえず政治的に微妙な関係を保つこれらの国々に入国する際、イスラエルのスタンプがパスポートにあると今後何かと厄介になる恐れがあったからだ。
まあ、イスラエルではそうしたことも含め、パスポートではなく別紙に入国スタンプをくれるという情報もあったし、多くの旅行者がそうしてもらっていることも知っていたが、運悪くというパターンがあることも知っていた。従って幸運アビリティーが極度に低い僕にとっては避けるべきものであることには間違いがなかった。
読んでくれた人へ
今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)