ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 89〜
第10章 シルクロード横断準備編
三十路センチメンタルジャーニー
ep88 還暦のコールガール
昨晩に乗車した長距離バスは無事にトラブゾン到着した。乗合バスであるドルムシュで町の中央メイダン公園に向かった。メイダン公園はここトラブゾンのセントラルパークのような存在で、ここを中心にそこから安宿街に向けて歩く。
しかし残念ながらツリー・オブ・ライフで教えてもらった日本人パッカーに人気のエルズルムホテルに行くが、すでにベットはフルというこだった。ここでシルクロードの本格的な情報を得たかったが残念だ。実際この後入国する予定の国はグルジア(現ジョージア)で、初の旧ソ連系コーカス国家となる。グルジアは正直かなり国は疲弊しているようなので、これこそ情報が必要だったのだが、仕方がないので他のホテルを探しに向かう。
安宿街でフラフラと何軒かの宿にアポなし突撃するのだが、この辺りのホテルはどうもほとんどが売春用のホテルのようでレセプションで一人ということを伝えると、怪訝そうな顔つきでベットはいっぱいだといわれてしまう。このような感じで何軒かのホテルを回ってやっと見つけた宿に入り、ようやく荷物を置くことができた。この部屋にはベランダが付いていて、少しばかりだが黒海が見えそうなので、眺めを楽しみに出てみると周辺にはあっちこっちにコールガールが闊歩している。うーーーーんなんて素敵な眺めだ.....黒海の眺めより素晴らしい。
荷物も置いてひと段落したところで街に出てみると潮の香りが立ち込めている。また、少し歩くだけで黒海が一望できた。そんなトラブゾンの街にはあちこちにロシア語の表記がある。イスタンブールではあちこちに日本語表記があったが、ここでは完全に日本人はアウェイのようだ。しばらくしてインターネットカフェを探す。実際インターネットカフェはすぐに見つかるぐらい数があるのだが、残念ながらどこも日本語をタイピングすることができなかった。それだけではなく、どのネットカフェにも、なんなら街を歩いていても東洋人を見かけることがそもそもなかった。正直日本人に人気の宿がいっぱいだったので街をフラついていればそれなりに日本人パッカーにあって互いに情報交換できるだろうなんてできるだろうなんてタカをくくっていた。
よって東洋人を見る人々の目が気になる。まあそんな中、あてもなく街をプラついていると前から推定60歳ぐらいのおばちゃんがこっちむいて歩いて来た。また、好奇な目でジロジロ見られてるのかななんて思っていたのだが、そのおばちゃんが僕の目の前まで来たとき突然『ファック ミー!!』とでかい声で言ってきた。?????と僕の頭の中はフリーズしてしまった。まるで丸太のような豊満なワガママボディをもつその還暦おばちゃんは熱い眼差しで僕を見つめている。次の瞬間、近くにいた別の還暦おばちゃんから『セックス、セックス!!』とシャウト気味のハスキーボイスで僕に迫ってきた。
ファックミーからのセックスということで、ここでガッテンんがいった僕は、思わず大笑いしながら「ありえない」といってしまった。おばちゃんごめんなさい。
読んでくれた人へ
今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)