
留学生の台湾旅行記 #9 阿里山
こんにちは!まめだいふくです。
今回は2023年6月下旬にツアーを利用して訪れた、阿里山についての旅行記です!
阿里山へは嘉義から阿里山森林鉄道が通っていますが、災害の影響で途中のトンネルが崩落し、現在新しいトンネルの整備が行われている途中で、嘉義ー奮起湖間のみの運行になっています。
ということで、今回はKKdayの1泊2日ツアーを利用し、嘉義から車で阿里山へ向かいました。KKdayでは2人からの参加でしたが、問い合わせて1人参加をOKしてもらえました。
↑ 参加したツアーのKKdayリンクです
【1日目】※嘉義出発
8:30 集合場所にてピックアップ 車で阿里山へ向かう
11:30 阿里山森林遊樂區に到着
~各自昼食~
13:30 阿里山ガイドトレッキング
姊妹潭、香林神木などを見学
17:00 ガイドツアー解散、指定のレストランにて夕食
19:00 散歩 阿里山駅から夕日鑑賞
次の日に備えて早めに就寝
【2日目】日の出時刻 5:25
3:00 起床 阿里山駅に向かう
4:20 祝山線始発に乗車 →4:40對高岳站到着
小笠原山観景台まで歩く→ 5:25日の出鑑賞🌄
6:30 阿里山駅まで戻る、指定のレストランにて朝食
9:00 阿里山自由行動 水山巨木
11:00 ホテルチェックアウト、車で下山へ向かう
13:00 奮起湖站到着、自由行動
14:30 奮起湖発の阿里山森林鉄道で下山
17:00 嘉義駅到着、高鐵嘉義站まで送迎
19:00 嘉義駅発、高鐵で台北に戻る
今回参加したツアーは半分ツアーで半分自由行動となっており、かなり自由度の高いツアーでした。年齢や体力に合わせて自分で観光スケジュールを組むことができて良かったです。
【1日目】
前日に旅行会社の方からLINEで連絡があり、1日目の予定やピックアップ場所等の確認がありました。とても丁寧で、外国人旅行者としてとっても有難かったです。
お昼前に阿里山国家森林遊楽区に到着。車で山道をひたすら登るので、私は酔い止めも効かず大惨事になってしまいました、、、泣

📍阿里山ガイドトレッキング
10人前後のグループに分かれ、専属のガイドさんに阿里山のトレッキングコースを案内してもらいます。
阿里山は、日本が台湾を統治していた時代に台湾ベニヒノキの産地として重要な場所でした。阿里山森林鉄道も、当初はヒノキを伐採し日本へ運ぶための鉄道として整備されました。
このツアーでは、日本との関係が深いものについての紹介が数多くありました。


少し歩くと、そこは吉卜力の映画の中のような世界!天気も相まってとても神秘的でした。


姊妹潭


香林神木
下の写真の木は香林神木といって、樹齢およそ600年超だそうです。ガイドさんによると、この木は後ろ側に大きな裂け目があり、木材として使えないため日本軍が伐採せず残ったそう。現在は阿里山の二代目神木として愛されているそうです。


阿里山は台湾ベニヒノキの重要な産地で、明治神宮や靖国神社の鳥居もなんと阿里山産のヒノキを使って建てられたそうです。知らなかった、、、。
大きな切り株を指して「これは日本軍がヒノキを伐採して、日本に持って行った跡です。この辺のヒノキは全部切られました。」というガイドさんの言葉に、なんだか申し訳ない気持ちになりました。
📍夕食
トレッキングツアー解散の後は各自での行動になります。ここで早めの夜ご飯!
指定のレストランにてお鍋を頂きました。一人で食べているのは私くらいしかいなくて、かなり寂しかったです笑

📍散歩
阿里山駅周辺を散歩して、駅の展望台から夕焼けを見ることができました。


2日目は朝早く起きて日の出を見に行くので、早めにホテルに戻って休みます!
日の出を見に行く早朝列車(祝山線)の時間は、阿里山森林鉄道の公式HPや宿泊施設でお知らせがあります。前日夕方以降に必ずチェック!!

【2日目】
2日目はお昼まで実質自由行動です。
朝3:00に起床して、日の出を見に行きます!
📍阿里山火車站
この日の日の出列車は4:20とのことだったので、30分前に阿里山駅に着くようにしました。(ツアーの口コミで、ギリギリに行くと人が多く電車に乗車できないことがあると見かけて早めに行きました)
祝山線の切符はツアー出発時に受け取っていたので、個人での購入はしていないです。

20分ほど乗車して對高岳站に到着。そこから小笠原山景観台まで30分ほど歩きます。對高岳站の周りにも日の出が見られる場所はありますが、ガイドさん曰く360°全て見渡せてオススメなのが小笠原山景観台だそうです。
道は全て舗装されいていて歩きやすいのですが、標高2000m超えの中坂道を上るのは想像以上にキツかった、、、かなり息切れしながら到着しました。
📍小笠原山観景台

もうすぐ夜明け
そしていよいよ、朝5:30頃、、、!

天気に恵まれ、人生で一番美しい日の出を見ることができました。感動;;
次は家族と一緒に見に来たいなと思いました。本当に綺麗だった、、、!

日の出を見終えた後は、帰りの電車に乗るために對高岳站に戻ります。
阿里山駅へ戻る終電時間も変動するので、公式HPを必ずチェックしましょう!電車に乗らなくても徒歩で下山できるようですが、1時間ほどかかると聞きました。

6:00頃阿里山駅に戻り、ツアー会社指定のご飯屋さんで朝食を食べます。
ホテルに戻って荷物を整理&少し休憩して、トレッキングに出かけます!
沼平駅付近から森林鉄道の配線跡を通って、水山巨木を目指します!

中国語って、山などの高いところでも標高じゃなくて海抜なんですね。日本語訳ちょっとカワイイ
📍水山巨木歩道
森林鉄道の配線の上を通ってひたすら進みます。
線路や鉄橋が残っていて、歩いて本当に大丈夫、、?と若干不安になりながら進みました笑

📍樹洞巨木
道中には、幹に大きな穴が開いていることで有名な巨木もありました。
30分ほど配線跡を進むと、ついに水山巨木へ到着!
📍水山巨木
見れば一目で「これか!!」と納得の存在感。10本ほどの木が、成長の過程で何本も合わさって1本になったとか。力強くて生命力溢れる巨木でした。

📍水山療癒歩道
この歩道を通ると、行きに通った道とは違う道で沼平駅まで戻ることができます。階段が多めで中々良い運動になりましたが、トレッキングを楽しみたい人にはもってこい!
水山巨木の奥に案内表示があります。
私は一人でトレッキングをしていたのですが、この歩道の途中で
「君、沼平から来たでしょ?もう巨木見た帰りなの⁉速いね!!」
と、私と逆回り(療癒歩道→水山巨木→水山巨木歩道ルート)の方に話しかけられました。一人でトレッキングする若い人が珍しかったみたいです笑
謎に香港人?と聞かれたので日本人だと訂正しておきました。どの辺が香港人なんだろうか、、、
そんなこんなで、巨木から約1時間かけて沼平駅に戻り、電車で阿里山駅まで戻り、ホテルに戻ってチェックアウトをします。

ホテルをチェックアウトしたら、ツアーの車で奮起湖站まで向かいます。
今回は行きの反省を生かし、胃の中にあまり食べ物を入れずに乗車しました。(ドライバーさんの運転が上手で、酔いませんでした!!)
📍奮起湖老街
13:00頃、奮起湖駅に到着!ここから嘉義行き列車の発車時間(14:30)まで、自由行動になります。
駅周辺は老街なので、時間まで観光します。

奮起湖といえば名物の奮起湖弁当が有名なのですが、私はいろんな小吃やお菓子を食べました笑


お店の方が試飲させてくれました。
奮起湖駅は改札らしい改札がなく、普通にホームに入れるので、電車が来ない間みんなホームでくつろいだり、写真を撮ったりでした。公園みたい笑

14:30の電車に乗って、嘉義駅まで下山します!
阿里山駅付近は温帯、山の中腹は亜熱帯、嘉義駅周辺は熱帯に属しているらしく、車窓から見える山の植生がどんどん変化するのが面白かったです!

2時間半ほど電車で下山し、嘉義駅に到着!
私はこの日のうちに台北に戻る予定だったので、高鐵嘉義駅まで送迎してもらいました。
今回のツアーで、同い年のシンガポール人の子と仲良くなったのですが、この数か月後にシンガポールへ旅行に行くことになり、案内してもらうことに!!SG旅行記録もそのうち載せようと思います^^
こんな感じで、阿里山旅行は終了です!
今回参加したツアーはかなり自由度が高く、一人でも参加できてとても良かったです。春には桜が見られるそうなので、いつか桜の季節に再訪したいなと思いました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
次回は阿里山に行く前日に観光した、嘉義の様子です。
次回で台湾旅行記は最終回です;;