幼なじみ
ピカピカの一年生が
小さな背中いっぱいに
いや、はみ出ちゃうくらい
大きなランドセルを背負って
登下校している姿を見かけました。
可愛いですね。
みんな、元気にキラキラとした
時間を過ごせます様に…。
と、見知らぬおばさんは
胸の奥で、そっと願いながら
ふと、思う。
自分の「あの頃」って
どんな風に過ごしていたっけ。
半世紀近く前の事だけど
仲の良かった子の顔は
今でも、はっきり覚えてて
街中で偶然出会って
「おおっ!!元気?」
「久しぶり!!」
瞬時に、「あの頃」に帰ります。
互いに何かあったとか
単純に寂しい時に
偶然、出会うと
「やっぱり縁があるんだろうな。」
と、感じます。
私は、そんなに不思議なものを
信じてはいませんが
この世には否定出来ない「何か」が
存在している気がするんです。
同じ街で生まれ育って
生きていても
全く話した事の無い人もいる。
そして
こうして、
何度も巡り会う人もいる。
やっぱり「何か」ある気がする。
人とのご縁の巡り合わせって
不思議ですよね。
こうして、今
この記事を読んでくださっている
あなたとも文章越しに巡り会っている。
巡り巡る
地球の上でまわってる。
そうそう
幼なじみって
小さい頃から
お互い知ってるものですから
久しぶりに会うと
「白髪増えた?」
「膝がなんか良くない。」
同じ年代に産まれ
同じ様に年齢を重ねてる。
お互い、まだまだ元気でいようね。
で、また街のどこかで
ふらっと巡り会おう。
そう言えば
5時に帰らなきゃいけないのに
夕方のチャイムが広場に
鳴り響いても
雑誌でみた「UFOの呼び方」を
信じて
ずっと夕焼け空を見てたね。
来なかったね、UFO。
来たのは、互いの
お母さんだったね。