地獄堂霊界通信Ⅱ VOL.6「そこにいる ずっといる……」を読んだよ
最期の地獄堂霊界通信ですね。
改めて、今から読むぞ!と思うと、感慨深い物がある…。
読む前に講談社ノベルスの方を確認したら、この本と「幸福という名の怪物」がセットになっていたんですね。
本を持っているのだけれど、随分と読み返していないから懐かしい気持ち。
……なんだか、本当に持っているのかと怪しまれそうだけれど、ちゃんと持ってます!ほら!!!!ドラマCDだってある!!!!
ただ数年単位で読み返していなかったので、随分と新鮮な気持ちでいっぱいですね。
コミカライズもしばらく買えていないので‥‥続きをちゃんと買います。はい。
さてさて、今回も、あくまでも「読書実況」ですのであしからず。
感想文とかそんな上手いものではなく、単に私が読みながらSNS実況するのと同じノリでワーワーいうだけ。
さっそく読んでいこう~~!
浮き
わ!「あげてんか」のコロッケ!!久しぶりに見た!!懐かしい~~。
「デラックス・ビーフ」「エビ・コーン」「エビ・クリーム」どれも美味しそう…。お腹空いてきちゃうな。
ぽんぽこ山!!!!ぽんぽこ山!!!!名前が可愛すぎる。
ぽんぽこ山が舞台の話ってあったっけ?狐と狸と戯れてほしい。あまりにもかわいい。
お、大蔵官僚…!!!!!あまりにも懐かしすぎる単語でびっくりしちゃった。
大蔵省が無くなったのなんて随分前でしょ?と思って調べたら、2001年になくなったと書いてあってびっくりした。思ったよりも最近だ!!?
この本が出たのが2005年だから、たしかにわりと時事ネタ?ではあるのね。
大蔵省なんて90年代くらいの話と思っていたので、00年代だったことにびっくりした…。
わ~~~~~、このスパルタママの話…すごく、香月日輪節全開!!って感じがする。
子どもの頃もなんとなく思ってはいたけれど、大人になってから改めて読み返すとこう…時々、あまりの香月日輪節の強さに胃もたれを起こしそうになる。
地獄堂霊界通信という作品そのものは好きだけれども、作者と作品は別であるので…物語の中に作者の思想が滲み出ていて、物語に没入できない時があるのが個人的にちょっと残念。
リョーチンが通路を開けるのいいなぁ。
開けるのは椎名じゃなくてリョーチンなんだ。感応力が高いからなのかな?
スパルタ塾~!
今の時代はもうぶん殴られないのだろうな…体罰って言われるからね…。
片山~~~!!!!
いい人だよ、片山。
海にまでたどり着いて死後の旅を満喫したら安らかに成仏してほしい。
ところで、しれっと椎名がハッキングしてるのめちゃくちゃ面白い。
ハッキングも何でもできる小学生だなぁ…。
典型的なくそババアとバカ息子で声出た。鼻ピアスの高校生~!
せめて片山さんの遺体だけでも見つかればいいねぇと思っていたけれど、まともな供養もされないだろうから水の中にいた方が幸せかもしれない。
子どもが夢を持つシーンって、綺麗だよねぇ。語彙力が無くてうまく言えないが…こう、キラキラしている。
大人はもう失ってしまった輝きだよ~~~~。
そこにいる ずっといる
麻子~~~!!!!好きだよ、麻子!!!!
「あざわらわれながら」ひらがなで書いてあると、読めなかった…。
嘲笑われながら、ね。日本語難しい!!ひらがなむずかしい…。
高校生のカップルwwwwwwwww
ねぇ、ほんとに大人になったら深読みしちゃうからやめてwwwww
「カップルって…‥‥ええ~、ここで?」のセリフを深読みしちゃって、
児童書で!?!?!?!!??!?!?!?!?!?になってしまった。
私の心が汚れていただけだった。
‥‥そうかなぁ…?
同じ夢をみることをおかしいと思わない麻子、あまりにも強すぎる。
肝が据わりすぎてる…強い。
なんだかんだで三人悪を頼る麻子、良いよねぇ。
内心むかついて椎名への悪口が「お前は女王さまかっての!!」なの好き。
「中流のてつしん家」??????????????・
銀行の副頭取の家は、中流じゃないでしょ!?!?!?!?
ちょっと、これに関しては香月先生と価値観が合わなくて呻くけど、とはいえこれは30年前に始まったシリーズだから…当時の金銭感覚ではそう、、、、、、、そんなわけなくない??????
30年前でもバブル弾けてるし。まぁ、香月先生の時代だとバブル全盛期を生きてきているから、そうだったのかなぁ。そうかなぁ。
副頭取だよ・・・?
「子供はそのへんに転がしておけばいい」というのは治安が良くないとできないことで、この話は子供が近所で殺されている話なので‥‥‥‥うわあぁ。
子どもは過保護にしなくてもいい、でも犯罪は起こりうるのがねえ、むずかしいところやで。
「おもしろいから」「おもしろいならしかたないなあ」じゃないんだよ。
椎名にあっさり丸め込まれる高杉先生かわいいね。
ここめちゃくちゃ怖い。
「淡々という」と描写があるけれど、きっと淡々と無表情に平坦に何の感情も籠らないような声で言ったんだろうなあと想像する。こわい。
みっちゃんが、「覚えていてもらえたこと」を幸せに思うの、悲しいね。
子どもだったから何がなんだかわからなかったとはいえ…この本の前に「幸福~」を読んだから、より一層、この子にとっての幸福は何だったのか考えてしまうね。
この本は全体通して「忘れない、覚えている、必要とされる」みたいな、そういうニュアンスのものがずっとあって…。
これが香月日輪先生の最期の地獄堂霊界通信シリーズだと思うと、なんというか………発刊から30年経ってもファンがこの本のことを覚えていて、大切にしているって、まさにこの本のテーマだなぁと思うなどした。
考察は苦手なのとうまく表現ができないのだけれどね。
「そこにいる ずっといる」‥。作者が亡くなって、本も絶版になってもファンがずっと覚えていて好きでいるから、また違うレーベルで出版されたりコミカライズになったりするんだよね。
ちょっとしみじみしちゃった…。
今作も面白かった!