地獄堂霊界通信Ⅱ VOL.5「幸福という名の怪物」を読んだよ
今回もまた読書感想文という名の読書実況を書いていきます。
考察とかかっこいい感想とかでもなく、ただの読書実況であることを念押ししておきます。
※この工場では出来る限り一般向けに加工してお出ししておりますが、工場長が腐ったものを好むために混入の可能性がありますが出来る限り除外しております。
さて、「図書館に置いていなかった」(おそらく取り寄せて貰えば、どこかにある)ため、VOL.2から書き始めたのですが、今度はVOL.4がありませんでした。
そのため今回はVOL.5を読んでいきます。
幸福という名の怪物!!!
これは一部の地獄堂ファンの間では特に人気のある話ではないでしょうか。(少なくとも、私の周りの地獄堂ファンの間では非常に人気がありました)
少しばかり自分語りになりますが、ポプラ社版の第二部を読むのは中学生ぶりです。
中学生の頃、図書館に足を運んだ際にたまたま小学生向けの本棚の前を通って地獄堂霊界通信シリーズを見つけまして。
「小学校で読んでた!懐かしい~!」と思わず手に取ったことを、なんとなーく覚えています。
当時の私は、いくら小学生といえど高学年になると堂々と児童書を読むことが恥ずかしかったために、図書室で図書委員の仕事をしながら空き時間に読んでいた(サボりともいう)のですが、母校にはシリーズの途中までしか置いていなかったんですよね。
転校していった先の市町村の図書館で再会したときは嬉しかったなぁ。
第二部は完全未読だったし、図書館では知り合いに会わない限り何を読んでいても恥ずかしいことはありませんからね。中学生のころに第二部の地獄堂をせっせと読んでいたのが懐かしい。
今も昔も、妖怪や怪異、術師といったものが好きな由来ですね。
さて、自分語りはここまで。さっそく読んでいきましょう。
ソーちゃん!!!!懐かしい~!!!ポプラ社版のソーちゃんに会うのはn年ぶりなので嬉しくなりますね。前嶋絵のソーちゃん!!
口わっる!!!!!
あんまりにも嫌味で笑っちゃった。三人悪にイジられている姿が記憶に残っているので、ここまで嫌み全開の蒼龍には新鮮な気持ちになる。
VOL.3の時に「台所あったんだねぇ(記憶にないだけかも)」と書いていたけれど、ふっつーーに料理シーンありましたね。失礼しました。
みんなで料理しているの可愛いね。
薬屋なのに絆創膏置いてないの笑ったけど、おやじが絆創膏程度のものを置くわけがない。それはそう。
ソーちゃんだ!!!!椎名に見破られる程度の大霊能力者だ!!!!!
椎名と蒼龍がめちゃくちゃ仲良くて嬉しい、、、頬が緩む。可愛いねぇ。
そういえばマッキーが出てくる巻を読み返せていないな。
ミッタンとてっちゃん・蒼龍と椎名と同じように、マッキーとリョーチンの組み合わせがすごく平和で可愛いから…また読み返すかぁ。
おやじが土間に降りてピシャリと戸を閉めているの面白…。
子供のころは普通に読み進めていたけれど、改めて考えたらおやじが立って歩いているだけで珍しく感じちゃうなぁ。
噴き出すように笑ったりするんですね、おやじ‥‥。
私はおやじのことを何も知らなかった…。
「どこでもドア」だ!!!!!!!!!
そうそう、ソーちゃんがドラえもんもどこでもドアも知らないって揶揄われているのは記憶にあったけれど、おやじが「どこでもドア」と口にするのはシュールで笑ってしまう。
ドラえもんのことを知っているおやじ。。。
マーカスとのやりとりほほえましいねぇ。
ソーちゃんの格好が、めちゃくちゃ格好いいんよ…。
黒革コートに手袋にブーツに天臨丸!
装備や武器、城の描写が、子供のころに読んでても全然わかってなかっただろうなぁ~。
銃一つとってもボルトアクションや7.62ミリとか。
今読んだからこそわかる楽しみがあるなぁ。
ケルトやらドルイド教やらマーリンやら、そんな話もしていたの!?!?!?
本当に「大人になったら意味がわかる」本じゃん・・・・これを読んでいた当時の自分は、わからないままさら~っと読んでた。
”幸福”の話、哲学的だよねぇ。中々に難しい。
人間は幸福になりたいが、しかし幸福になって全てが満たされてしまうと停滞してしまう。
言っていることがより理解できるようになった分、大人になるとより哲学を感じてしまう。難しい~~~~哲学~~~~!
「生理なんじゃないの」ってセリフ、多分これもう今の時代では言えないセリフな気がする!
初版が2003年とあるから約20年前かぁ~。
今ではもう言えないセリフだと思うと感慨深い。
王子かわいいね、かわいいね。
頬を膨らませて訴える王子すごくかわいいね…。
ゴールデン・アイズの姿を象るのいいよねぇ~~~~。
それに舌打ちしたい気持ちになる蒼龍ににっこりしちゃうね。
妖精=かわいい=まる。
三段論法大好き~~!!!!!オタクもよくやる、その三段論法。
椎名の幸福のシーンは、すごく、あの、はい。オタクの性癖が歪められた問題のシーンのひとつでもあるので、触れずに行こう。
あのシーンを純粋に見れた幼い日の私はもういない…。
蒼龍の師匠の話、悲しいねぇ。
寂しさに耐え切れなかった師匠。
先日読み返した、恐怖の花園の花妖と根本は似ているのかな。
一度人と暮らすことを知ってしまったら孤独を痛感してしまう。。。
すみません、「快感」はえっちではないですか?
これは・・・・・大人になるとこの文章にえっちを見出してしまうから駄目だね・・・。なんでもありません。
爪が全部吹き飛んでも禁呪を押さえ続けるてっちゃん、かっこいいねえ。
王子~~~!
結局追いかけてくる王子、あまりにもかわいい。好きです。
通訳してもらう王子、庇われる王子、とてもかわいいですね。
椎名と蒼龍が同じ考えをしていて思考回路が似ているところ、すごく好きだな~~~。
これは前回のnoteでミッタンとてっちゃんが似た者同士で好きだと言っていたのと同じですね。
大人と子供で思考回路が同じ似た者同士なのはすごく嬉しい。
シレッとナンパするマーカス、ほんと…教育に悪いおじさんだ‥‥。
顎を撫でるなナンパをするな、児童書に出てきていいおじさんじゃないよ!!!
小学生の性癖がゆがむ。
地獄堂に帰ってきて、眠って幕引きになるの良いね…。
安心して眠れるのは良いことだ、、、。
うーーーん、好きな話だけれど、煩悩やらなんやらを出さずに感想を書くのは中々に難しい!
とにかく面白かった!