日本学生ハーフエントリー発表(創価大学)

本日日本学生ハーフのエントリーが発表されました。創価大学駅伝部からは8名がエントリーされました。エントリーメンバーとそれぞれのハーフのPBは以下の通りです。

【3年】
石丸惇 1:02:31
黒木  1:03:15
【2年】
織橋  1:03:34
川上  1:03:23
小池  1:03:26
齊藤  1:03:58
【1年】
浦川  1:03:55
山口  1:03:40

来年度はハーフの持ちタイムトップになる61分台を持っている野沢は出場しませんが(故障でなければ、おそらく大阪マラソンか東京マラソンあたりで初マラソンに備えていると予想)、エントリーを見た印象としては、ほぼ新年度のハーフ持ちタイムの創価10傑が揃った感じでしょうか(あとは現3年山下も持ちタイムは63分台ですが、おそらく故障明けでベストコンディションではなかったのでエントリーされなかったと予想)。

丸亀ハーフのコースは高速コースとされており、近年では駒澤の篠原、中央学院の吉田など60分台の好タイムを叩き出していたので、来年度主力を担うであろう8人には、できれば、61分台2名、62分台3名、63分10秒切り3名となれば最高ですが、果たしてどうなるでしょうか(そもそも惇那くんは走れるのだろうか…)

タイムが走るわけではないですが、やはり持ちタイムが上がるとハーフ=箱根での信頼度は増すと思うので、好記録を狙ってほしいですね。他大学の主力もエントリーされていますし、記録も順位も狙ってほしいですが、TOP10はまず無理という印象で、TOP30に2名、TOP50に4名、TOP100に6名入るかどうかという感じでしょうか。かなり厳しめに予想していますが、私の予想を上回るくらいの結果を出してほしいです。

正直、登録されたメンバーは創価の来年度の主力だと思うので、ここでTOP100までに全員が入るくらいでないと来年の箱根駅伝のシード確保は本当に厳しいと思っています。近年の高速化の影響により他大学も創価以上にレベルアップしていますし、今や62分台を揃えないと箱根で表彰台を狙えないところまで上位校は力を伸ばしています。

これまでは、嶋津、葛西、響と留学生以外にも駅伝で力を発揮してくれる頼れる日本人エースが居ましたが、新年度は現状これまでの駅伝実績から見ても日本人エースと呼べる選手はいません。それに近い存在が今年度の駅伝での実績だと野沢だと思いますが、まだまだ他大学のエース級と対峙した時にどこまで張り合えるかは読めないところがあります。それは、順位を押し上げることができる走りができている選手が響とスティーブン以外で見られなかったことが理由です。

例えば、今年度の出雲駅伝では惇那くんが10位スタート→響くんが1位に押し上げ、それ以降は順位を下げる又はキープする走りでした。これは全日本、箱根も同様で、全日本は小暮くんの3位スタート→響くんが2位に押し上げ、それ以降は徐々に順位を下げる。箱根は大空くんが17位スタート→響くんが4位に押し上げ→スティーブンが2位まで上げ、それ以降は徐々に順位を下げていく(箱根では途中5位から4位に上がりましたが、これは前の中央のランナーの大失速が大きな要因)という展開が続いています。他大学との競合いに響くんとスティーブン以外はことごとく負け、単独走で大失速とはいかないまでも後方からのチームに追い上げられるような区間中位の走りが続いているので、来年度はその点を改善できるのか心配しています。

要は、響くんスティーブン以外の選手たちは、突っ込んだ走りをしても野沢くん以外は失速しているし、かといって、序盤抑えて走っても最後にペースアップできていないしで、区間順位が良くも悪くも中位から下位上位で安定しているんですね。今年の箱根駅伝や前回の全日本のように序盤から下位に沈んだ場合に最終的に順位を挽回できる力があるのか、来年度の創価の選手達にはトラックの持ちタイムの割にここ2年の駅伝での走りを見ていて、前を走るチームを追う能力に非力さを感じているので、三強との明確な差はその部分なんだろうと個人的には思っています。三強は目標が優勝なだけあって、どの位置にいようが大抵の選手は区間上位で走ってますからね。

学生ハーフにエントリーされているメンバーは他大学の主力とガチンコ勝負でも負けてほしくない選手を榎木監督も選出していると思うので、監督の期待に応えて、一人でも多くの選手が柱として覚醒してほしいですね。それだけのポテンシャルは絶対あります。頑張れ、創価大学駅伝部!

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